関東地方も梅雨明けでしょうか。真夏の陽光が降り注ぎ始めました。
明後日27日(土)は土用の丑の日。猛暑の日々を控え、鰻の蒲焼を
食す方が多いのではないでしょうか。
日本の伝統的な魚料理はたくさんありますが、その中でもワインと
最も良くマリアージュする魚料理のひとつが鰻の蒲焼です。魚料理
ですから合わせるワインは白ワイン?
実は、鰻の蒲焼は赤ワインとの相性に優れた料理の代表格なのです。
赤ワインに合う理由は鰻そのものの味わいと調理法にあります。鰻
の持つ脂肪分(コッテリとした旨味)が赤ワインのタンニン(渋味
成分)と調和し易い事。更に蒲焼の場合、醤油ベースのタレの風味
が熟成感のある赤ワインが持つ成分や風味と融合し易い事。これら
の為、両者が素晴らしいマリアージュを奏でるのです。
鰻の蒲焼をそのまま食すのであれば、ハーブの香りのない赤ワイン
がベターですし、山椒をかけてから食すのであればハーブの香りの
ある赤ワインがベターです。
鰻の蒲焼に合う赤ワインとして小布施から届いている2種類を強く
お勧め致します。Merlot/メルロ100%で造ったハーブの香りのない
赤ワイン。メルロとCabernet Sauvignon/カベルネ・ソーヴィニョン
で造った赤ワイン。この2種類です。
メルロの赤ワインは丸みとヴォリューム感があり、品種由来の個性、
血合いのニュアンスも感じます。これが鰻の持つ野趣さとハーモニー
を奏でます。
カベルネ・ソーヴィニョンの赤ワインはメントールやハーブのヒント
を備え、それが山椒の風味ととても良く調和します。
メルロ100%の赤ワインにするか、カベルネ・ソーヴィニョンも使い
造った赤ワインにするか。鰻の蒲焼をどの様に食すかでお決め下さい。
土用の丑の日に小布施ワイナリーの赤ワインを鰻の蒲焼と共に大いに
味わって下さい。
上の画像のオレンジ色の楕円の中のワインが紹介しています2種類に
なります。