GW期間中は例年通り無休です。11:00~20:00の時間帯で
皆様のご来店をお待ち致しております。
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店内セラーの片隅に大切に保管されたいた2本のワイン。その
ワインは至高のワイン・メーカー曽我彰彦さん入魂の逸品で、
彼が造るワインの中で最も入手困難と言えるPinot Noir/ピノ・
ノワのClairet/クレーレです。クレーレとはロゼワインよりも
濃く、赤ワインよりも淡い外観と呈するワインと言う程の意味
です。
ワインの色は原料ブドウの果皮の色素が移行した結果で、同じ
ブドウでワインを造る場合、果汁に果皮の色素を移さなければ
果汁は白ワインの様な色ですので、出来るワインは白ワインに
色素を移すに従い、ロゼ→クレーレ→赤と言った具合になるの
です。これは果皮の色が濃い紫色をした黒ブドウに大別される
ピノ・ノワやCabernet Sauvignon/カベルネ・ソーヴィニョン
などに当てはまる事です。
こちらのワインがセラーの中で見つけてしまったクレーレです。
小布施ワイナリーの自社畑で育まれたピノ・ノワをナチュラル
に醸造した逸品です。
近年、濃い赤ワインがもてはやされて来ましたが、赤ワインは
特にピノ・ノワのワインは濃ければ良いと言うものではなく、
フルーツのピュアさを優しく感じ、しなやかさと深みを備え、
味わう時に何も引っかからないなめらかさがある酒質が最良と
言えます。一言で形容するのなら「美」を備えている事です。
小布施ワイナリーの自社畑で育まれたピノ・ノワで造るワイン
を何故、クレーレにしたのか。それは色素の過度な抽出により
出来上がったワインに強さが備わってしまう事が本来あるべき
スタイルではないと曽我さんが判断した為で、自ら育んだピノ
・ノワの声を聞き、クレーレならこの手にしたブドウの良さを
余す事なくワインに備えさせる事が可能と考えたのです。
このクレーレをグラスに注ぐと外観の淡さに頼りなさを感じる
のですが、味わってみれば決してそんな事はなく、内に秘めた
深み、美しさを飲み手に静かに語りかけてくれます。ワインの
メッセージはワインに真摯に向き合い、味わってあげる時だけ
飲み手にダイレクトにゆがめられる事なく伝わります。
日本最高のワイン・メーカー曽我さんがブドウの声を聞きつつ
ブドウの良さを最高に引き出す為に造ったクレーレを味わう事
が出来る人に是非、味わって頂きたいと思い、セラーに大切に
(実際は保管しておいた事をスッカリ忘れてしましたが)保管
してあったバック・ヴィンテージの2本を販売致します。
クレーレ@ピノ・ノワby曽我彰彦(小布施ワイナリー)を是非
真剣に味わってみて下さい。ワインは濃ければ良いと言うもの
ではないとハッキリ認識できるでしょう。
小布施ワイナリーの商品は電話での取り置き依頼、販売価格の
問い合わせを承れませんので予めご了承下さい。