ヨーロッパのワイン生産伝統国で最もマイナーな国のひとつが
ポルトガルです。1756年の世界初のワイン法(原産地呼称に
関する)を制定し、また世界最高峰と言われるデザートワイン
のVinho do Porto/ヴィニョ・ド・ポルト(Port Wine/ポート
・ワイン)を産出する国であると言うのに...。
1999年12月に行われた第10回エンリケ航海王子賞ソムリエ・
コンテストで優勝し、その副賞で訪れたポルトガル。ワインの
世界で働く様になって初めて足を踏みしめたワイン産地がある
国です。
その為、思い入れが他のワイン生産国とは違いますので、日頃
からポルトガルのワインを多くのお客様に知ってほしいと思う
のですが、イメージがマイナー、販売価格が安く優位性がある
と言う訳でもありませんから、当店での販売に限らず、同国の
ワインは日本で確固たる地位を築けていませんでした。
そんな中、ポルトガル産ワインの販売に重きを置いている輸入
販売会社の木下インターナショナルは思い切った行動に出ます。
自身が輸入するポルトガル産ワインの一番低価格のワインをな、
何とたったの1,000円と言う小売価格に設定し、日本での市場
拡大に乗り出しました。
イメージがマイナーなだけで、ワインの品質は優れていました
から、抜群のコスト・パフォーマンスがある価格設定にすれば
消費者の熱視線を浴びる事、間違いないと言う訳です。
それならポルトガルに思い入れのある当店ですから、この政策
に便乗し、お手頃価格、そして抜群のコスト・パフォーマンス
のポルトガル産ワインをガッツリ販売して行きたいと思います。
先ずは実際に行った事のあるDouro/ドウロ地方からやって来た
Lello/レッロと言う赤ワインを紹介、販売して参ります。
ドウロ地方はポルトガルの北東部の険しい山中にあります。ここ
は世界最高峰のデザート・ワインのポート・ワインも産出する地
で、大河ドウロを見下ろす急斜面にブドウ畑が拓かれ、ブドウ畑
が拓かれた山の頂にワイナリー(ポルトガルではQuita/キンタ)
があり、上の画像の様な風景があちらこちらに点在しています。
こちらがドウロ地方のブドウ畑の典型的な外観です。大きな石
(その殆どが花崗岩)とその破片で構成された土壌にブドウの
樹が狭い間隔で植えられています。
畑が拓かれた斜面は半端ない急峻で、キンタの庭でドリブルを
していて誤って畑にボールを出したら最後、そのボールは谷底
まで転げ落ちてしまう程です。
こちらがドウロ地方からやって来た超が付くほど抜群のコスト・
パフォーマンスがある赤ワインです。ドウロ地方のワインは地場
の固有品種を複数使用し造られるのが一般的で、この赤ワインも
Touriga National/トウリガ・ナシオナル、Touriga Franca/
トウリガ・フランカ、Tinta Barroca/ティンタ・バロカなどから
造られました。
インクを思わせる様な華やかな香りがグラスから湧き上がり、口
に含めばピンと張り詰めたミネラリーさとワイルドなジビエ料理
をイメージさせる複雑な深みを感じます。1,000円の小売価格で
ここまでの豊かな味わいを楽しませてくれるのは、他国のワイン
では滅多に出会えないでしょう。
*Lello 2013 Douro Tinto
レッロ2013ドウロ・ティント(ティントとは赤の事です)
相性の良い料理:脂肪分の多い、コッテリとしたコクのある
料理。チーズなら、ブリー、青かびタイプ。
飲み頃温度:19度。
<まろやかなフルボディー>
販売価格は衝撃の1,000円(消費税別)
鴨肉のすき焼き、カツオやマグロの角煮、牛筋の煮込み、この様
な料理と一緒にお楽しみ頂くと良いでしょう。

