のに、それでも尚、新たな発見をする事があります。カリフォルニア州
のワイン・ビジネスの中心地のひとつSonoma Coast/ソノマ・コーストを
今春、訪問した際にそんな経験をしました。
ブドウをワイナリーへ供給するブドウ農家として高い評価を受けている
Balletto Vineyards/バレット・ヴィンヤーズ。彼らのホームはそのソノマ
・コーストの中心の街Santa Rosa/サンタ・ローザから西へ車で10分程
の所にあります。
の所にあります。
小さくて分かり難いですが、上の画像の左上辺りの赤い印がバレット・
ヴィンヤーズの本拠地で、その右の白っぽくなっている所がサンタ・
ヴィンヤーズの本拠地で、その右の白っぽくなっている所がサンタ・
ローザです。
左下辺りの青い矢印はソノマ・コースト沖合を北から南へ流れる寒流の
影響で発生した冷気が内陸に流れ込んで来る事を表しています。ここ
影響で発生した冷気が内陸に流れ込んで来る事を表しています。ここ
は海岸山脈が途切れる場所で、矢印の上下の黒い線の間がPetalma
Gap/ペタルマ・ギャップと呼ばれています。
このギャップある地形がバレット・ヴィンヤーズがあるエリアを冷涼にし、
良質のChardonnay/シャルドネやPinot Noir/ピノ・ノワを育む銘醸地に
しています。このエリアはソノマ・コーストの中の独立した地でRussian
River Valley/ロシアン・リヴァー・ヴァレーと言うA.V.A./アヴァ(アメリカ
政府公認のブドウ栽培地域)に指定されています。
バレット・ヴィンヤーズの入口付近の案内看板とブドウ畑の様子が上の
画像です。バレットはブドウ栽培農家であると同時に、栽培した僅かな
ブドウから少量のワインも造っています。彼らが栽培したブドウから他の
ワイナリーが造ったワインは日本へ来ていますが、彼ら自身のワインは
今まで日本へ来た事はありませんでした。
バレットを訪問する前、彼らのワインを事前にチェックしようと考え、地元
のスーパーへ行ってみました。そこで非常に気になったのはピノ・ノワで
造ったロゼ・ワインでした。確か$15程だったと思います。
ホテルに戻り、早速テイスティングしてみた所、色の美しさ、香りの上品
さ、味わいの優美さは言葉で表せるレヴェルを遥かに凌ぎ、素晴らしい
と感心するしかない程でした。超有名ワイナリーが良質なワインを造り
出す為、バレット・ヴィンヤーズのブドウを欲しがる訳がハッキリと理解
できました。
ワインをチェックした翌日は畑、ワイナリーを実際に自分の五感を駆使
し、感じに行きます。
サンタ・ローザの街から南下し、Occidental Road/オクシデンタル・ロード
へ右折し進入、そのままバレットまで進みます。そうすると先程の看板が
ある入り口へ着きます。そこから敷地内へ進むと両側にはシャルドネの
畑が広がっています。
上の画像はA1と言うブロックに植えてある17番クローンのシャルドネで、
101-14と言う台木に接いであり、71列ある事を示しています。
下の画像はA0ブロックの4番クローンのシャルドネで台木の種類は44-53
100列植樹してあります。
同じシャルドネとは言いますが、クローンが異なれば性格も異なり、その
特性を考慮し、どこに植えるか、どの台木に接ぐのかを決定しています。
シャルドネの畑を更に奥へ進むとテイスティング・ルーム、その奥には
ワイナリーが現れます。テイスティング・ルームにある直売所でお気に
入りのワインを購入し、下の画像のスペースで持参した惣菜とブランチ
したなら、最高のひと時を過ごせるでしょう。
ここを訪問した時にはバレットのワインは日本へ来ていませんでした
し、彼らが自ら造るワインは殆ど知られていなかった筈です。それが
日本で販売できる時が来るなんて...。
タイムリーな時。それは真にその時でした。帰国して間もなく横浜に
ある輸入元がカリフォルニア・ワインの新規輸入をする計画がある事
を知り、このバレットのワインを輸入したらどうですかと勧めました。
海外のワイナリー訪問で探し出した素晴らしいワインを日本へ輸入
してほしい事はしばしばあります。その度に興味を持ちそうな輸入元
に紹介するのですが、大抵、話は聞いておきます程度の反応です。
こんなにもスムースに輸入まで進む事は滅多にありません。現地で
惚れ込んだワインを半年後には店で販売できるなんて。
バレットが造った驚きの品質のワイン達を次回から数回に渡り、相性
の良い料理と共に紹介致します。