素晴らしいワインが様々な産地から誕生しています。それでも尚、
ワインはフランスでなければと固執する人を散見しますが、果して
それで良いのでしょうか？
かつて、良質のワインは西ヨーロッパの北緯30～50度のエリアに
属する国でないと造る事ができないと断言されていました。所謂、
ワイン界の常識と言うヤツです。
中でもフランス・ワインはその他全てのワインの基準であり、他を
凌ぐ至高の存在として絶対視されていました。確かに素晴らしいと
誰もが認めるワインが多くありますが、想像を遥かに凌ぐワインは
殆どなく、予想できた範囲内の素晴らしさなのです。
そう考えた時、Cabernet Sauvignon/カベルネ・ソーヴィニョン主体
のボルドー・タイプの赤ワインならアメリカのNapa Valley/ナパ・
ヴァレーや中国のNingXia/寧夏省などに予想すらできない驚愕の
レヴェルのワインが存在しますし、Champagne/シャンパーニュと
同じ伝統的製法で造られるスパークリングワインならばイタリアの
Franciacorta/フランチャコルタやスペインのCava/カヴァなどは
同じレヴェル、いや、それ以上で価格はシャンパーニュより安価
で抜群のコストパフォーマンスです。
今や、フランスが絶対的ではないのです。そこで、当店は実際に
訪問した事のあるフランスの造り手以外のワインの販売を止めて
他の国、他の産地で誕生する逸品の販売をより充実させる事に
しました。
フランス・ワインと同じ価格で品質はそれ以上の別の国のワイン、
フランス・ワインと同じレヴェルの品質なのにその価格は3分の一、
それどころか桁が一つ違う別の国のワイン、そんなワインの方が
購入するお客様にとってもメリットが大きい筈です。
フランスワインならコンビニでも、スーパーでも、ネットでも、どこ
でも買えます。その品質はどうか知りませんが....。その様にどこ
ででも買えるワインをワイン専門店の当店が敢えて販売する事
はないでしょう。
これからは東欧のワイン、アジアのワイン、驚愕の品質の米国の
ワイン、そしてイタリア・ワインをより一層充実させ、他のどこにも
ない超個性的なワイン・ショップへと変革して行きます。
ロシア、モルドヴァ、ルーマニア、ブルガリア、ハンガリー、クロアチア
等、東ヨーロッパは西ヨーロッパのワイン大国に決して劣る事のない
ワインの宝庫です。
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今後、販売を継続するフランス・ワインは下記の造り手の商品です。
*Champagne/Serge Mathieu、Pol Roger
*Alsace/Meyer Fonne、Paul Blanck
*Bourgogne/Grand Rochet、Fevre、Jean Collet、Vocoret
*Loire/Langlois Chateau
以上、9の造り手のみです。
