白ワインの他にSauvignomn Blanc/ソーヴィニョン・ブランで造るSt.Bris
/サン・ブリと言う白ワイン、更に同じ親ブドウから誕生したシャルドネの
兄弟ブドウAligote/アリゴテで造る白ワインもあります。
カクテルに詳しい方ならご存知のKir/キール。Creame de Cassis/クレーム
・ド・カシスをアリゴテの白ワインに少量混ぜて作り、食前酒に最適です。
但し、アリゴテの白ワインなら何でもOKではないのです。それはどう言う事
かと言いますと、ブルゴーニュ地方のどこで栽培されたとしてもアリゴテで
白ワインを造ればBourgogne Aligote/ブルゴーニュ・アリゴテと言うワイン
になるのですが、特定のエリアで栽培されたアリゴテで造るとブルゴーニュ
・アリゴテとは別格の香味を備えた白ワインが誕生し、アリゴテ・ワインの
特級と言われるBouzeron/ブーズロンと言うワインになります。
ブルゴーニュ・アリゴテが比較的ニュートラルな香味で他の飲料と混ぜる
のに向いているのに対し、個性を明確にシッカリと主張するブーズロンは
良すぎて混ぜ合わせるのに向いていないのです。それ故、キール作りは
ブーズロンではなく、ブルゴーニュ・アリゴテでしろと言うのです。
また、アリゴテにはより良質のAligote Dore/アリゴテ・ドーレと言う亜種が
あり、この亜種から造られた白ワインはブルゴーニュ・アリゴテであっても
ブーズロンに匹敵するとされ、こちらもやはりキール作りには向かないと
されています。
同じアリゴテで白ワインを造るのに何故、ブーズロンは別格になるのか?
土壌、地勢、気象などの恩恵を十分に受けられるからなのでしょう。上の
画像がブーズロンが誕生するエリアです。ブーズロンはブーズロンと言う
村とChassey le Camp/シャセイ・ル・カン(画像中の右上の白っぽく見える
所)と言う村が原産地になります。
ブーズロンの村は標高300m強の2つの丘に挟まれた所にあり、村の東西
の250m超の東向きの斜面と西向きの斜面にアリゴテを育む畑が拓かれて
います。
アリゴテで造るブーズロンを世界のワイン市場に秀逸な白ワインとして名
を刻む事になったのは、A et P de Villaine/アー・エ・ペー・ド・ヴィレーヌ
(あのロマネ・コンティの共同オーナー)の功績ですが、本日、紹介します
Chanzy/シャンジーもアー・エ・ペー・ド・ヴィレーヌに決して劣る造り手では
なく、今ではブーズロンの双璧と評価されています。
アリゴテの白ワインは酸味の主張ばかりが明確で、香りも味わいも不足
気味な事が多いと言われ、事実、ヴィレーヌのブーズロンに出会うまでは
これはいいねと声高らかに言えるアリゴテの白ワインがなかったと記憶
しています。
こちらがシャンジーのブーズロンです。シャンジーではいくつかのアリゴテ
の白ワインを造っていますが、今春のVinexpo Hong Kongで一番の衝撃を受けたのがCuvee B/キュヴェ・ベーでした。
帰国後、この商品をどこかで見た事があったなと思い出し、色々チェック
してみた所、取り引きのあるインポーターが契約受注輸入をしていた事が
判りました。既に受発注の締め切りは過ぎていましたが、ラッキーな事に
破損に備えた予備輸入分があるとの事で全てが無事の際には、それら
を納品してくれるとの回答を得ました。そうしてこの様に届いたのです。
ヴィレーヌのブーズロンが果実とオーク樽のハーモニーがある白ワインで
あるのに対し、キュヴェ・ベーのブーズロンは果実のピュアさがストレート
に広がり、透き通る様な味わいの白ワインに仕上がっています。曇った所
が全くないクリーンな酒質は身体に清涼感を与え、エナジーをみなぎらせ
リフレッシュするのにパーフェクトと言えるでしょう。真に盛夏向きです。
契約輸入品ですので、在庫がなくなると次回の入荷まで待たなくてはなら
ないのですが、次回の輸入は全くの未定ですので、今のこのチャンスを
絶対に逃さず、味わって頂きたいと思います。
*Maison Chanzy 2014 Bouzeron/メゾン・シャンジー14ブーズロン
相性の良い料理:柑橘類の酸味や青みの薬味、ハーブが良く合う淡白な
味わいの料理。
チーズなら、シェーヴル(山羊乳)タイプ。
飲み頃温度:7度。
<軽く、爽やかな辛口>
750ml 5,000円(消費税別)
1,500ml 12,000円(消費税別)
