2016年3月14日月曜日

いずれにしても朗報です。

アレルギーを持つ人は危険物質を体内に取り入れない様にしたい。
地球環境保全に関心のある人や身体への負担を軽減したい人は
オーガニックな食品、飲料を口にしたい。農作物の延長にワインが
あり、ナチュラルにワインを造り、優しさを感じるワインを造りたいと
造り手は願う。完全なる菜食主義者は動物由来の成分が残留する
食品、飲料を口にしたくない。置かれた立場により製品として市場
に存在する食品、飲料への関心の払い方が異なります。
ワイン造りに於いて、農薬を使い病害虫を防ぎ、ブドウ栽培をする。
良好な果汁から安定した品質のワインを誕生させる為、化学物質
を使いワイン造りをする。出来たワインの品質を保つ為、化学物質
を添加する。この様な事が多くの場合、行われています。
だからと言ってその様な行為が即、人体にとって悪だと決めつける
事は出来ません。身体に悪影響がない様に使い方、使用量などが
法で厳格に定められ、重大な事態にならない様に抑止されている
からです。
しかし、化学物質や動物由来の物質を摂取したくない人にとって、
その様な物質が限りなく0(完全に0ならベストですが)である事が
非常に重要なポイントになります。
フランスのChampagne/シャンパーニュ地方でシャンパーニュ造りを
するDuval Leroy/デュヴァル・ルロワは和らぎを感じるナチュラルな
酒質のシャンパーニュを造ろうと決心し、長い年月をかけ動物由来
の成分(ワインを清澄させ、酒質を安定させる為に使うゼラチンや
卵白など)を使用しないでシャンパーニュを造る研究、試みを重ねて
来ました。
20年近くを要したそうですが、納得の行く結果が出た事から、昨年、
動物由来の成分が全く残存していないシャンパーニュを出荷し、
大きな話題になっています。



上の画像がその記事の内のひとつです。しかし、彼らは言います。
自分たちが目指したシャンパーニュ造りをする事に於いて、必要な
事をしたまでで、動物由来の成分を含まないシャンパーニュを造る
事ありきであったのではないと。
商いをしていて時々、思う事があります。ビオ、オーガニックである
事がまず必要、大切で、そうであるなら、ワインの質はその次でも
OKとなぜ考えるのか。飲んで楽しい、品質の優れたワインがある。
良く見たらそのワインはビオだった。オーガニックだった。自然で
良いねとなぜならないのか。先ずは品質ではないのかと。
もちろん、Vegan/ヴィーガン(完全なる菜食主義者)にとっては動物
由来の成分無含有が最優先事項かもしれません。アレルギーの人
には危険物質無含有が最優先事項かもしれません。だからと言って
品質をおろそかにしてもよいはずはないでしょう。
優美で和めてナチュラルなシャンパーニュを味わいたい。そう思い
選んだシャンパーニュは高品質で、しかも動物由来の成分を使って
いなかった。これは私にとって素晴らしい商品だ。だからデュヴァル
・ルロワを飲もう。お客様がそう思う事を願っています。




素晴らしい品質のシャンパーニュを当店で販売しています。しかも
動物由来の成分(ゼラチン、卵白など)が含まれていません。更に
AB/Agriculteur Biologique(フランスを中心としたEU国などに支部
を持つ有機農産物認証機関)です。加えて酸化防止剤の使用量も
EU法での許可量よりも少なくなっています。
・卵にアレルギーのある方も安心してお飲み頂けます。
・ヴィーガンの方も安心してお飲み頂けます。
・オーガニック志向の方も安心してお飲み頂けます。
・多い含有量の酸化防止剤に過敏な方には絶対ではありませんが
 他のシャンパーニュよりもお勧めです。
Duval Leroy Brut AB
デュヴァル・ルロワ、ブリュット、アーベー
相性の良い料理:わずかな脂肪分を含む素材、オリーヴオイルや
           バターを使用した料理。
チーズなら・・・ゴーダ。
飲み頃温度:11~14度。
<コクのある辛口>
8,500円(消費税別)
何らかの物質にアレルギーをお持ちの方はワイン選びの際に是非
お知らせ下さい。様々な物質にアレルギーを持っていますが、日々
欠かさずワインを楽しんでいる私がアドヴァイスさせて頂きます。