2015年7月11日土曜日

3連休致します。

春シーズンのワイン試飲会はそろそろ終了を迎えます。その最後を飾るのは
「スペインワイン&フード商談会」です。このイヴェントは毎年国内各地で開催
されていて、その内のいくつかはセミナーも同時に開催されます。
今年はスペインの北西部にあるワイン産地、Rias Baixaz/リアス・バイシャス
から原産地呼称統制委員会事務局長が来日してのセミナーです。このリアス
・バイシャスのワインはかつて旅を出来ないワインと言われていました。白が
主体の産地なのですが、フレッシュで繊細、軽やかで味わえば気分が晴々と
する酒質をしている為、ダメージを受け易く、長旅をする事でコンディションが
大きく変わってしまうワインなのです。
しかし、輸送技術の進化はそんな繊細なワインもコンディションを変化させる
事なく、遠隔地へと運ぶ事を可能にしました。内陸地の群馬でも生シラスや
生カキを食べられる様になったのもそんなおかげと言えるでしょう。
リアス・バイシャスのワインは既に述べた様に大部分が白ワインで、リンゴ酸
の爽やかさ、キリリと引締まった口当たりを生む豊かなミネラルを備え、一点
の曇りもないクリーンで軽やか、はじける様な口当たりが非常に心地の良い
ワインです。淡白な味わいの食材を淡く調理し、レモンやゆずを一振りし、塩
で食す様な時に大活躍します。
湿度が高く、辟易としてしまいそうな日本のこれからの季節。身体が疲れ切り
食欲も減退ぎみ、夕飯は軽くサッパリと済ませようかと思った時に是非、この
リアス・バイシャスの白ワインを味わって頂きたいと思います。酸味とミネラル
のハーモニーが生み出すピチピチとした口当たりは食欲を増進させると同時
に、身体に有機酸を送り込み、気分をリフレッシングしてくれます。きっと明日
へのエネルギーが満ちる筈です。


リアス・バイシャスの白ワインの香味を考えると、間違いなく多くの日本人が
心地良く感じる味覚のど真ん中にはまります。こんなメリットのあるワインを
売らない理由がどうしてあるのでしょうか。ある筈ありません。このワインを
最も理解している事務局長のセミナーですから、きっと得るものが無限大と
思います。
セミナーでシッカリ知識を吸収し、試飲会で販売できるリアス・バイシャスを
複数見つけて来たいと思います。このセミナーと試飲会はなんと福岡での
開催です。得るものが多いと考え、遠方ですが参加する事にしました。常に
感じますが生産者や原産地呼称委員会スタッフの来日に伴い開催される
イヴェントは現地にわざわざ行って見聞したのとほぼ同様の効果を得られる
貴重な機会です。
リアス・バイシャスにはいつか行きたいと思いますが、その前にこの貴重な
機会を有効活用し、知識を深めます。その為、7月13日(月)~15日(水)は
連休致します。
休み過ぎだと思う方がいるかもしれませんので、補足です。折角、西方へ
行きますので、昨年、ルーマニアで友好を深めた仲間がやっているワイン
バーを翌日、広島で訪ねて再会を楽しんで来たいと思いますので、3連休
させて頂きます。
ご来店予定でしたお客様には大変、ご不便をおかけ致します。素晴らしい
リアス・バイシャスの白ワインを探し出して来ますので、何卒、宜しくお願い
致します。