の赤ワイン、Egri Bikaver/エグリ・ビカヴェール。ハンガリーを代表するワイン
のひとつです。
ブダペシュトの東、約１００㎞の所に位置するEger/エゲルと言う街を中心に
いくつかの街を含んだエリアで栽培されたブドウから造られています。かつて
はハンガリーなど東欧固有のブドウ品種のみから造られていましたが、近年
ではそれらに加え、Cabernet Sauvignon/カベルネ・ソーヴィニョンやMelrlot/
メルロなどの国際品種も加え造られる様になっています。
個人的な考えですが、Kadarca/カダルカやKekfrankos/ケークフランコシュ等
のハンガリーらしさを表現出来るブドウが折角あるのですから、何もどこの国
にでもある国際品種を使わなても良いのになぁと。
上の画像はエゲルの街の西にあるSzepasszony Volgy/美女の谷です。ここが
エグリ・ビカヴェールに変身するブドウの主産地。最近、このエリアで育まれた
ブドウから誕生したワインの品質が特に優れていると評判になっています。
ブドウ畑は頂の平地に限りなく近い緩やかな斜面に開拓されていて、山裾に
斜面を掘り込み造られたワインの試飲販売所とセラーを備えた造り手の店が
５０軒ほど連なっています。
エゲルではエグリ・ビカヴェールの他に、「Egri＋品種」がワイン名になった白
と赤ワインもあり、Egri Pinot Noir/エグリ、ピノ・ノワやEgri Chardonnay/エグリ、
シャルドネはフランスのブルゴーニュ（その２品種の故郷）に劣らない高品質
なワインがいくつかありました。
帰国後、やっと見つけたハンガリーワインの輸入元。その輸入元が取り扱う
エグリ・ビカヴェールを遂に当店で販売致します。比較的お手頃価格で十分
な熟成を経た赤ワインを購入し難くなったこの１０年程。５年の熟成を経て、
落ち着いた香味を楽しめるのも魅力です。
原料ブドウ由来の赤身肉を思わせる野趣さ、熟成により身に着けた大地を
感じさせる香味は、牛肉とごぼうの炒め物や鰹などの赤身の魚料理に寄り
添います。今が旬の山菜の煮ものにも違和感なく合わせ楽しめます。
幾多の試練を乗り越え、蘇った東欧の雄、ハンガリーの誇る赤ワインを家庭
の食卓で味わい尽くして下さい。
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Egri Korona Borhaz 2010 Egri Bikaver
エグリ・コロナ・ボルハ-ス ２０１０ エグリ・ビカヴェール
相性の良い料理：脂肪分を含んだ旨味のある料理。
チーズなら・・・パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度：１５～１８度。
＜まろやかなミディアムボディー＞
２，５００円（消費税別）
