ワイン生産国は地球上に沢山ありますが、ワイン用ブドウ栽培、ワイン造りを
していない地域が国内にほとんどない国はイタリアくらいではないでしょうか。
イタリアは20州で構成され、その全ての州で個性派揃いのワインがあります
ので、しばしば1ヶ国で世界中のワインを造り出しているかの様と言われます。
それには大きな理由があり、それぞれの地域でもともと栽培されていた土着
品種、固有品種を見直し、それらを大切に栽培し根付かせ、それらユニークな
品種からワイン造りをしている事によります。
今、多くのワイン産地ではChardonnay/シャルドネ、Cabernet Sauvignon/カベルネ
・ソーヴィニョンなどのメジャー品種から造られたワインが主流となり、地域の個性
を反映した土着、固有品種からのワインが陰に隠れてしまっています。
上の画像のブドウはイタリア、エミリア・ロマーニャ州の美食の街、ボローニャ周辺
で根付いているPignolettp/ピニョレットと言うブドウです。一見、白ワインを造る他
のブドウと同じ様ですが、メジャー品種から出来る白ワインとは異なるユニークな
香味を備えた白ワインへと変身する土着、固有品種です。
黄色い果実のフルーティーさ、白や黄色の花の華やかさがあり、甘いニュアンスを
感じる凝縮した酒質のワインなのかと思いきや、酸とミネラルの豊かなハーモニー
があり、硬水のミネラルウォーターを思わせるシャープさを備えています。メジャー
品種で言うなら、Riesling/リーズリングの香り、Chardonnay/シャルドネの爽やかさ、
Sauvignon Blanc/ソーヴィニョン・ブランのコクが融合した感じで、他の品種からは
生まれない個性を持っている事が判ります。
この白ワインにはイタリア的に行くのなら、子牛のカツレツに塩とレモンで味を添え
一緒に味わうのがお勧めですし、日本的に行くのであれば、今の季節、カキフライ
に塩とレモンで味を添えてあげて、または醤油味ではなく、塩味のブリ大根と一緒
に味わうのが良いでしょう。
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Monticcino Rosso 12 Colli d'Imora Pignoletto
モンティチーノ・ロッソ12コッリ・ディモラ、ピニョレット
相性の良い料理:柑橘類の酸味や青みの薬味、ハーブが良く合う淡白な味わいの
料理。
チーズなら・・・シェーヴル(山羊乳)タイプ。
飲み頃温度:7度。
<軽く、爽やかな辛口>
2,000円(消費税別)
そして今だけの超お買い得情報です。P=Pignolettoの左隣りにあるS=Sangiovese
/サンジョヴェーゼの赤ワインをピニョレットと一緒にお買い上げ頂きますと、2本で
4,000円の所、3,000円(消費税別)で提供させて頂きます。
S(Special/特別な)とP(Price/価格)で超ラッキー!!この機会にイタリアの個性を
堪能して下さい。