4月になり消費税率が変わると同時に、その反動が一気に市場を支配し、
景気減退の様相を見せる筈です。
そんな時にはどの家庭も緊縮財政になり、真っ先にカットされる支出項目
は嗜好品です。ワインや日本酒は真にそれ。飲まなくても生活に影響が
ないと判断されれば、毎日、楽しんでいたのを週末だけに、3,000円程度
のものだったのを1,000円代のものに、と言った事になるでしょう。
当店ではそんな緊縮財政時でも懐に優しい低価格の、しかも、高品質で
コスト・パフォーマンス抜群のワインを今後も探し求め、無数のワインを
テイスティングして行きます。
先ずは、先日、見つけたオーストラリア産の見た目もその味わいも大きな
インパクトを残す白ワインと赤ワインを紹介致します。
白ワインはChardonnay/シャルドネを原料に造られ、果実味と木樽からの
要素が美しく調和し、華やかで、余韻に柑橘果実のニュアンスを感じます。
赤ワインはCabernet Sauvignon/カベルネ・ソーヴィニョンとMerlot/メルロ
から造られ、熟したベリー果実の上品な果実味があり、丸みのある渋味、
しなやかな口当たりのコクを感じます。どちらも1,000円前半のワインです
が、安っぽさを全く感じない秀逸さがあります。
*Eye Spy 12 Australia Chardonnay
アイ・スパイ12オーストラリア、シャルドネ
相性の良い料理：素材の持つ優しい甘味を生かした軽やかな味わいの料理。
チーズなら・・・モッツァレッラ。
飲み頃温度：8～10度。
＜軽く、まろやかな、やや辛口＞ 1,200円（消費税別）
余韻に柑橘果実のヒントを軽く感じますので、料理にレモンを軽く振りかける
料理がこのワインの相棒です。
*Eye Spy 12 South Eastern Australia Cabernet Merlot
アイ・スパイ12サウス・イースタン・オーストラリア、カベルネ・メルロ
相性の良い料理：脂肪分を含んだ旨味のある料理。
チーズなら・・・パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度：15～18度。
＜まろやかなミディアムボディー＞ 1,200円（消費税別）
ベリー果実の熟した甘いニュアンスがありますので、みりんで照りと風味を
付けた料理がこのワインの相棒です。
