2014年2月10日月曜日

チョコにワイン、最強の組み合わせ

ワインの原料はブドウ。それなのに花の香りがしたり、ブドウではない果実
の香りがしたり、コーヒーやチョコレートの香りがしたりします。それはなぜ
 でしょうか?
原料ブドウが持つ香りに加え、発酵によって生じる香り、熟成によって生じる
香りがあり、更には複数の香りが組み合わせる事で生成される香りもあり、
その結果、花、ブドウ以外の果実、植物、動物、香辛料、コーヒーやチョコ、
他にも様々なものを思わせる香りが生まれます。
ヴァレンタインズ・デーの定番はチョコレート。チョコレートとワインがとても
良くマッチし、想像を遥かに超えるマリアージュを創造するのをご存知です
か?
このブログで2月14日に向けたワインを色々、紹介しました。貴腐ワイン白
がホワイトチョコに、それ以外のチョコがレッド・ポートワインにマリアージュ
します。
それらに加え、ある種の赤ワインがレッド・ポートワインの代役となります。
その赤ワインは、アメリカ産オークから作った木樽で熟成し、ココナッツ、
カカオ、ココアを思わせる香りを備え、口当たりに油分を感じる酒質をして
います。生産国では、アメリカ、オーストラリア、スペインにその種のワイン
を見つける事が出来ます。


同じ系統の香味を持つもの同士は調和し、違和感のある反発はしません。
チョコレートを思わせる香りをアメリカ産オーク樽から得た赤ワインにとって
同じ香りを持つ食べ物のチョコレートは相棒なのです。
但し、ここで一つ。レッド・ポートワインでしたら、ホワイトチョコレート以外の
チョコレートで、それがどんなに甘くてもOKなのですが、アメリカ産オーク樽
で造られた赤ワインの場合、甘味が強いチョコレートではなく、カカオの純度
が高く、甘味が少なく、苦味を少しばかり感じ、芳醇さが豊かな大人テイスト
のものがベストな選択です。




ワインにチョコレート?決して邪道な組み合わせでなく、高度なテクニック
を駆使した王道の組み合わせです。
どんなチョコレートで彼のハートを狙い撃ちしますか?教えて下さい。それ
に最高に相応しいワインをお選び致します。2月14日はそれでパーフェクト
です。