木枯らしが吹いたと思ったら、気温が下がらず、秋の延長の様な日
が続いています。今年の天候も微妙に変です。農作物から生まれ
変わった商品を取り扱っている立場ですので、天候の異常は非常
に気になります。
当店はワイン専門店ですが、地元太田市の蔵、小布施ワイナリーで
有名な小布施酒造、そして、日本酒の世界に原産地呼称と言う
新しい概念を取り入れた新潟県糸魚川市の渡辺酒蔵店(根知
男山)の3蔵の日本酒を少量ですが販売しています。
日本酒は、外気温が一桁になる頃から造り始めるのが普通で、それ
を寒造りと言います。米が畑にある時の天候異常も問題ですが、今
の季節に十分に気温が下がらない事も同じくらいに問題なのです。
近年、冬場の温度が高めであったり、降雪が少なく、空気が澄まない
為、微生物による日本酒造りへの害が心配されています。もちろん、
空調や清浄機を駆使し、対応すれば良いのでしょうが、大手の蔵で
ない限り、資金面で対応出来ません。私達も含め、生物の活動には
何事も良い加減が必要で、冬には綺麗に澄み渡る様に低温、降雪
があった方が良いのです。
取引のある3蔵の内、地元太田市の蔵と渡辺酒造店(根知男山)
では25酒造年度の造りが始まっています。渡辺酒造店の新酒は、
12月5日頃の入荷、地元の蔵の新酒は12月20日頃の入荷に
なります。
醪の中で発酵が始まった直後の表面。酵母が糖分を食べ、発酵
を進行している段階。
発酵が後半から終わりにさしかかっている状況。表面に発酵に
よる副産物である二酸化炭素(炭酸ガス)が活発に湧き上がって
いる様子。

