2013年4月5日金曜日

美しさと力強さ、そして奥深さ


今まで自分が接していたもの、食べていたもの、好きだったもの、
それらが何だったの?って事、ありませんか?
日本酒にはそんな事が頻繁にあります。数年前まで純米酒の
製造規定には農産物検定法により3等級以上の酒米を40%以内
で削った原料米から、醸造アルコールを添加しないで製造した
清酒と言う項目がありました。
法とは自由裁量で行える事が多いものです。厳密に規定しても
その範囲以内でなら、極端な言い方をすれば何をしてもOKな訳。
ですから、その網をくぐっていい加減な製造の結果、市場に流通
する日本酒が多数あります。まして精米歩合の規定がなくなった
今では。
至高のワイナリーとして世界で認知されているオブセワイナリー。
この組織は元々、日本酒を造る小布施酒造でした。戦時中の
企業統制法を経てワイナリーとしてよみがえったのですが、脈々
と流れ続ける日本酒造りの魂はどうやら不変の様です。
培養酵母として史上初めて流通した1号酵母。今ではその酵母
から製造された日本酒は皆無。日本酒の歴史を創造したその
1号の本質を知る為、現代によみがえらせたオブセワイナリー。
その酵母で造られた日本酒は、一言の文句もつけようのない
パーフェクトな酒質。香味の美しさに加え、ピンと張り詰めた様
なシャープな力強さ、そして、余韻の奥深さが同居した逸品です。
本物とは何か。味わえるのなら判るはずです。
7号酵母醸造:軽快で、瑞々しい酒質。
9号酵母醸造:ふくらみのある香味が豊かに広がる酒質。
も同時入荷しています。これこそ幻の日本酒、これこそ真の
日本酒です。今を逃すともう出会えないかもしれません。
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第9回ワインアドバイザー全国選手権の予選まで約1ヶ月になり
ました。十分な勉強時間を確保する為、予選終了までブログの
更新を停止致します。大変、申し訳ありません。