なんとなく条件反射的にしてしまう事が私達には多くないですか?
例えば料理を作る時、食べる時にいつでも醤油を使ってしまう。
醤油を使わなくてもそれらを食べる事が出来るにも関わらず...。
大豆アレルギーになって以来、味付けは塩になった私にとって、
それ以前の醤油を使ってしまう日常食生活に今更ながら疑問を
感じてしまうのです。
日本的調味料の中でもっとも味わいの強いものが醤油。それを
適度に使わなければ食材の味わいが消えてしまいます。料理
が黒ずんでしまうほど醤油を使ったりしまっては、それは醤油
そのものを食べていると言っても良いでしょう。
今が旬の寒ブリ。ブリと言えばブリ大根。定番は出汁で炊き、
醤油で味を調える。普通はそうかもしれません。しかし、時には
出汁で炊き、天然塩で味付けをして食してみませんか?大根
そのものの旨味、ブリそのものの旨味が淡い塩味で引き立ち
大地の恵み、海の旨味を満喫出来ます。
そして何よりも地中海で育まれたブドウで造られた海の要素を
感じる白ワインとの素晴らしいハーモニーを実感、楽しめるの
です。温暖な地中海性気候の中で誕生した白ワインの特徴は
ブドウ品種の違いに関わらず、豊かなヴォリューム感、苦味
のアクセントある骨太なミネラル感があります。
大根に感じる大地のミネラル感、ブリに感じる海のミネラル感
天然塩に感じる同じく海のミネラル感がワインのミネラル感に
同化、相乗します。その土地の産物にその土地の酒。これは
マリアージュの鉄則。
この冬は海のミネラルを料理に添え、海のミネラル感を存分
に楽しめる白ワインを味わい尽くしてみませんか?イタリア
中部、南部にかけて広がる海を望む産地からそんなワイン
が多数やって来ています。
大地のミネラル感、海のミネラル感のマリアージュを楽しむ
のならこんなワインがお勧めです。
*Cusumano 2011 Alcamo
クズマノ 2011 アルカモ <イタリア、シチリア>
相性の良い料理:わずかな脂肪分を含む素材、バターや
オリーヴオイルを使用した料理。
チーズなら・・・ゴーダ。
飲み頃温度:11~14度。
<コクのある辛口>
1,575円
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どちらのワインも硬水のミネラルウォーターを思わせる
骨太なミネラル感が広がります。
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*Macrina 2011 Verdicchio dei Castelli di Jesi
Classico Superiore
マクリーナ 2011 ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ
イエージ・クラッシコ・スペリオーレ
<イタリア、マルケ>
相性の良い料理:わずかな脂肪分を含む素材、バターや
オリーヴオイルを使用した料理。
チーズなら・・・ゴーダ。
飲み頃温度:11~14度。
<コクのある辛口>
750ml 1,680円 375ml 1,050円
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マクリーナの方はナッツを思わせる香ばしさがあり、そこ
からタコ、イカ、カキなど苦味感じる旨味のある食材を
フライにし、天然塩で食す時にも最高の相棒になります。