2012年11月16日金曜日
ブラジルワイン、恐るべし
昨日から販売が始まったBeaujolais Nouveau/ボージョレ・ヌーヴォー
皆様はもうお飲みになりましたか?例外的な収穫量の減少により、
ブドウのひと房への栄養分が凝縮した為、今年のヌーヴォーは
香り味わい共にリッチで深みがあり、落ち着きのある素晴らしい質
のワインになりました。
ボージョレ・ヌーヴォーの原料ブドウはGamay/ガメイ。この品種から
出来上がるワインは渋味の少ない軽やかな酒質のライトボディー
から、果実味と渋味の調和のとれた深みある酒質のフルボディー
まで多様な酒質に仕上がります。
しかしながら、ボディーのヴァリエーションはあるものの、そこに共通
するのは苺に代表されるベリー果実のフルーティーさと、紫色の
花をイメージさせる華やかさ、アルコール分の温かみあるふくらみ
ある柔和な口当たりでチャーミングさを感じる余韻。こんな感じの
ワインになります。
ガメイのワインと言うと、ボージョレが代表的ですが、他にも フランス
では、パリの南方を流れる大河、ロワール河の中流や下流でも栽培
醸造されていますし、スイスででも主要な品種として栽培、醸造され
市場に流通しています。
このガメイのワインは果実味が豊かな為、渋味(タンニン)がそれに
オブラートされ、優しい口当たりになるのが特徴。赤ワインを飲み
たいけれど、渋味の強い主張がどうもな...。と言う方にお楽しみ
頂けるワインです。
当店では意外な産地から、優美な酒質のガメイのワインを大発見
してしまいました。どこの国と思いますか?それは南米の大国、
ブラジル。ブラジル?ブラジルって言ったら、サッカー、コーヒー、
サンバでしょう?それがワインって?
聞いて下さい。ブラジルの国土は広大。ですので、熱帯林が茂る
アマゾンがある一方、南部のRio Grande do Sul/リオ・グランデ・
ド・スル地方は標高の影響もあり、熱帯とは全く別世界。欧州
からの移民が多く、街並はイタリアやクロアチアなど地中海沿岸
そのもの。当然、ブドウ栽培は盛んで生食用もワイン醸造用も
シッカリ栽培されています。
ワインは良質なブドウのある所に必ず存在します。リオ・グランデ・
ド・スルも欧州の銘醸地同様、ワイン用ブドウの生育には最適な
環境が整っています。ですから、良質なワインが誕生しない筈が
ないのです。
先入観を捨てて、先ずは味わってみて下さい。そうすればブラジル
ワインの凄さが判ります。ワインは生産国で良し悪しが決まるの
ではなく、誰が造ったかで決まります。
当店では良い意味で価格とのギャップが激しい、逸品とも言える
ブラジルワインを11種類取り扱っています。ワイン専門店が販売
する至高のブラジルワインをこの機会に是非、味わってみて
下さい。
Miolo 2012 Campanha Gamay
ミオロ 2012 カンパーニャ、ガメイ
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
チーズなら・・・パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:16~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
2,100円
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このワインの香りには、テリヤキソースや甘酢あん、中濃ソース
などフルーティーな香りや甘いニュアンスのある香りを持つタレ、
ソースで食す料理が相性の良さを発揮します。
お勧め料理は、
甘酢あんのかかった肉団子
テリヤキソースのかかったハンバーグ
ソースを付けたお好み焼き、マヨネーズなしで
ソースで食べるタコ焼き
そして私達、群馬県の郷土料理の代表格!!
味噌だれをつけて、香ばしく焼きあげた「焼きまんじゅう」
こんな料理と一緒にミオロのガメイを堪能して下さい。