2012年7月15日日曜日

調理用の為に私があるのではな~い。


本日、太田祭り、最終日。皆様、昨日は当ブログを参考に夜店の食べ物
とワインのマリアージュをお楽しみ頂けましたでしょうか?まだですって?
それでは、今日こそ、そのマリアージュの素晴らしさを実感して下さい。
焼きそば、お好み焼き、イカ焼き、それぞれにワインを合わせるポイント
はその味付け。焼きそばやお好み焼きの様にフルーティーさとスパイシー
あるソース味の食べ物なら、その香味に合わせ、果実味豊かで濃厚な
赤ワインを冷し目にして一緒にイカ焼きの様に醤油の香ばしさただよう
食べ物なら、フルーティーさの少ない、熟成感ある複雑な香味の赤ワイン
あるいはオレンジ色の色調ある赤ワインに近い香味を持ったロゼワインと
一緒に
そして、お好み焼きにマヨネーズをかけるのなら、そのクリーミーでコクの
ある香味に合わせ、赤ワインでなく、木樽熟成した白ワインと
たこ焼きでもお好み焼きと同じ事。たこ焼きにワイン??是非、挑戦して
みて下さい。実に良く、合います。ワインの香味は多様。その多様性が
様々な料理とのマリアージュを創造します。


醤油はその特性が熟成感ある赤ワインとのつながりを全く違和感なく、
伝え広げます。だから、日本の典型的な家庭料理、肉じゃが、きんぴら
ごぼう、魚の照り焼きなどにスペインの複雑な香味のRioja/リオハ産の
赤ワイン、イタリアのSangiovese/サンジョヴェーゼの少し古い赤ワイン
はベスト・パートナー
また、フルーツが原料でスパイスの豊かな香味ある中濃タイプのソース
はオーストラリアのShiraz/シラーズ、アルゼンチンのMalbec/マルベック、
チリのCarmenere/カルムネーレ、カリフォルニアのCabernet Sauvignon/
カベルネ・ソーヴィニョンなどフルーティーでリッチな香味の赤ワインとは
最高のマリアージュを見せます
ワインと料理の繋がりはお互いの香りに違和感なく、同化する要素が
あれば問題なし。醤油には穏やかな香味の熟成タイプの赤ワインを、
ソースには果実味豊かな濃厚タイプの赤ワインを。これを覚えおくだけ
であなたの食生活は格段に充実します。


そして、中濃タイプのソースを使った料理に極めつけのワインはこれ!!
イタリアのMarsala/マルサラ。料理に手間をかける人なら、マルサラを
調理用として使う事を知っているはず。
でも、このワインは決して調理用に造られているのではありません。
Porto/ポルト、Madeira/マデイラも同じです。これらは飲用ワインです。
そのマルサラの中のひとつのタイプに黒ブドウから造られる赤ワイン、
Rubino/ルビーノがあります。紫色の果実や花の華やかな香りに満ち、
フルーティーでジューシーな味わい、インクの様な高貴な香りも持ち、
ハーブや樹脂を思わせるスパイシーさある香味は中濃タイプのソース
の香りと真にリンク。
このワイン、現在、当店では欠品していますが、8月初旬には入荷
します。8月もまだまだ、夏祭りシーズン真っ盛り。マルサラ・ルビーノ
を冷し、フルーティーさを引き立て、焼きそば、お好み焼き、たこ焼き
に合わせ楽しんでしまいましょう。