鳥肉の皮目をきつね色にパリッと焼く。その独特な香りが食欲をそそる。
どんな香りだったかな?例えればピーナッツと言った所か。
ワインにもそれと同じ様な香りを持つものがある。木樽熟成した白ワイン。
Chardonnay/シャルドネ、Pinot Blanc/ピノ・ブランなどから造られたワイン。
更にロゼワインの中にもその様な香りを持つものがある。
ワインと料理の相性の良さを導く基本は香りの同化。ワインの持つ香りと
料理の持つ香りが同じ様な要素なら、相性の悪さが出ない事が多い。
プラス、ワインの色と料理の見た目の色が同じ傾向なら、お互いの香味
の調和は良い事の方が多い。
飲むワインを決めたなら、同系色の料理を用意。食べる料理を決めたなら
同系色のワインを用意。この基本に沿えば、ワインと料理を一緒に楽しむ
事が難しく感じないはず。
鳥肉のソテーの場合、一般に流通しているブロイラーなら、動物を思わせる
複雑な香味がないので、ナッツの香りがする白ワイン(木樽熟成したワイン)
でOK。しかし、自然環境で飼育された鶏の場合、ブロイラーよりも野趣な
香味を持つ。そんな時はワインにも少しばかり動物肉を感じる方がベター。
Pinot Noir/ピノ・ノワ、Merlot/メルロ、Sangiovese/サンジョヴェーゼ、そして、
Tempranillo/テンプラニージョから造られたロゼにそんな香りを感じる。また、
鴨など、その肉に鉄分や血合いを感じる場合、これには赤ワインが必要。
ロゼワインは赤ワインを造る果皮が濃い紫や黒っぽい色をしたブドウの果皮
の色を少し果汁に移し、発酵したワイン。だから、同じ品種で造った赤ワイン
よりも、香味が穏やか。なので、既に書いた様な状況で楽しめる。
ロゼワインは日本の食卓でまだまだ大いに活躍出来ます。チキンソテーと
ロゼワインのマリアージュを楽しんでみませんか?参考までに、チキンソテー
は塩味でも醤油味でもOKです。
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Honigsackel 2009 Pfalz Spatburgunder (Q) Rose Trocken
ホーニッヒゼッケル2009ファルツ、シュペートブルグンダー・ロゼ・トロッケン
相性の良い料理:僅かな脂肪分を含む素材、バターやオリーヴオイルを
使用した料理。
チーズなら・・・ゴーダ。
飲み頃温度:10~12度。
<コクのある、やや辛口>
1,890円
こんな感じにこんがりと!!