ワインのラヴェルに甲州と書いてある。少し前なら消費者の
ほとんどの方が山梨県のワインと思っていたはず。それが
今では多くの方に日本を代表するワイン用ブドウとして甲州
が認知される様になった。
画像のブドウがその甲州。見るからに瑞々しそうでワイン用
のブドウと言うより、食卓にのぼる生食用のブドウの様だ。
だから、かつては生食用として市場に流通出来ない外観の
ブドウがワイナリーに運び込まれ、ワインに姿を変えていた。
そんなブドウから良いワインが出来るはずがない。ワインは
原料ブドウの持っている要素の善し悪しで品質が決定する。
傷のない、酸化していない良質のブドウがあって、初めて
飲んで素晴らしいと思えるワインが生まれる。
今、甲州から造られるワインは大きく生まれ変わった。畑での
甲州ブドウに対する接し方を変え、良質なワインを造る為に
栽培をする様になった。そして、甲州から造られる白ワインは
日本を代表し、世界のワイン市場に新しい風を吹き込んでいる。
辛口白ワインと言えば、Chablis/シャブリが世界で最も有名と
思うが、近い将来、甲州と言われる時が来るかもしれない。
ワインビジネスをしている間にそんな瞬間を目撃したいものだ。
甲州ブドウで造られた白ワイン、常時、在庫しています。