ワインは色で分けると白ワイン、赤ワイン、ロゼワインがある。
ここ日本でのロゼワインの消費量は悲惨とも言えるレヴェルの
低空飛行。どうしてそんなに人気がないのか。理由は恐らくこれ。
輸入元、小売業者、飲食業界従事者がロゼワインを軽んじて
いるから。売る側がロゼワインに思い入れがなければ、ロゼの
良さを消費者に伝えられない。伝わらなければ、消費者はロゼ
を飲もうと思わない。この悪循環に尽きる。
しかし、事態は変わりつつある様だ。欧米の様に、暑い時期に
なるとサマーワインと言って消費量が増大するロゼワイン市場
の様にはまだまだならないが、それでも良質なロゼワインを
輸入し、市場に紹介してくれる輸入元が多くなった。
画像のロゼワインは昨夜、テイスティングしたもの。南フランス
のPicpoul Noir/ピクプール・ノワと言う黒ブドウを原料に果汁に
果皮を少し漬け、淡いピンクに色素を移し造ったワイン。赤み
がかった薄めのピンク色。アセロラやサクランボを思わせる
チャーミングな香り。渋味のほとんどない限りなく白ワインに
近い爽やかさある味わい。パーフェクトなバランスを備えた優美
なワインだった。値段もお手頃。残暑厳しいであろう9月にも十分
活躍出来そう。夏バテで食欲のない時、ヒンヤリ、サッパリと
トマトの冷製パスタを食しながら、このロゼワインを楽しむ。想像
しただけでも最高の組み合わせだ。
当店ではこれからもロゼワインに心を込め、料理とのマリアージュ
を考えながら、ロゼワインをお客様に勧めて行きます。画像の
ワインの到着までもうしばらくお待ちください。9月初旬には店頭
在庫予定です。
