2011年7月26日火曜日

接ぎ木なし



世界中のブドウ栽培は病害虫に耐性のある台木に接ぎ木を
して行われているのが大勢。接ぎ木をせず、自根で育てられて
いるブドウは極わずか。その極めて珍しいブドウ栽培を行い、
しかもその収穫されたブドウからワインを造り、市販したのが
画像のワイン。もちろん日本初。
造り手は長野県小布施町にある小布施ワイナリー。日本トップ
レヴェルのワインを造り出し続ける曽我彰彦さんが率いている。
このワイナリーの志の高さは他の追随を許さない。近年の気候
変化に対応し、相応しい品種を見つける為、この日本でかつて
誰も栽培した事のない多くの品種栽培に挑んでいる。更には、
有機栽培を継続し、遂には日本初のJAS有機認証を受けた。
最終到達は原料葡萄を供給するブドウ畑全ての有機転換だ。
自然と同化し、自然に逆らわず、自然の生み出す力、自然が
もたらす恵みに人間が少しのサポートをし、身体に染み入る
様に優美な酒質のワインを生み出す。きっと彼が目指している
ものはこうなのだろう。
Domaine Sogga le Vin Naturel
ドメーヌ・ソガ、ル・ヴァン・ナチュレル
口に含むと消え入る様に溶け広がる綿あめのごとく、身体に
染み入るワイン。白ワイン1種類、赤ワイン5種類在庫しています。