2011年7月25日月曜日

テイスティング


ワインテイスティングの時、どうしていますか?
コルクを抜き、グラスに注ぎ、それをテイスティングしていますか?
経験から思うに、それはあまり良い仕方ではない様な気がして
います。アルコールと水分の比重の差、エキス分の濃度などが
影響し、グラスに注いだ1杯目と2杯目の香味にかなりの差が
有る事が判ります。特にスクリューキャップやプラスチックコルク
で栓をしてあるワインに、その傾向が強い様です。
ですので、自分の場合、テイスティングする際は1杯目をまず
紙コップに注ぎ、2杯目をグラスに。その2杯目をテイスティング
する事にしています。その方がそのワイン本来の香味をチェック
出来ると思っています。
更に興味深い事に、立てておいたボトルのワインを同じグラスに
100ml程ずつ、7杯に分け、それぞれの香味をチェックすると、
1杯目よりも2杯目の方が素晴らしく感じ、2杯目よりも3杯目の方が
もっと素晴らしく、3杯目から6杯目まではほとんど変わらなく、7杯目
はそれらよりやや粗く感じる事があります。きっとこれも比重や濃度
の影響でしょう。
コンクールの決勝でのテイスティングにボトルの上部と下部のワイン
を使用していないのもその関係かもしれません。奥深いです。