2011年7月20日水曜日

バガ


ポルトガル中部からやや北部の西海岸にBairrada/バイラーダ
と言う地区がある。日本語に訳せば、粘土の地区。その通り、
粘土質を主体にした土壌が広がる地区だ。そこで育てられる
この地の固有品種Baga/バガから素晴らしい品質の赤ワイン
が生まれる。
画像のワインは、この地のトップの造り手Luis Pato/ルイ・パト
がそのバガ品種から造った赤ワイン。メジャー品種でない為、
バガから造られた赤ワインの典型的スタイルを語るのは困難
だが、画像のワインは香りにSangiovese/サンジョヴェーゼを
感じ、味わいのアタックはPinot Noir/ピノ・ノワぽさがあり、余韻
にはSyrah/シラーを思わせる感覚が残った。
ワインと料理の組み合わせを考えた時、香りの波長が合うと
心地良く感じる。毎日、うんざりするほどの暑さが続く今、栄養
補給に鰻の蒲焼に山椒を多めにかけ、このルイ・パトのバガ
を一緒に楽しんでみては如何でしょうか?この赤ワインは来月
早々に入荷します。