ワインをテイスティングする時、香りや味わいをチェック
する事は当然ですが、ワイン・ビジネスにとって最も大切
な事はそのワインをどの様に売る事ができるかを確認する
事です。つまり、どんな料理に合うのか、どの様な食べ物
と一緒に楽しむ事ができるのかを確定する事です。
香りや味わいのコメントをテイスティング・シートに記入
していると相棒となる料理や食べ物が次々と頭に浮かんで
来ます。今まで口にした料理や食べ物の香味が整理され、
感覚に刻み込まれているからです。
相棒となる数多くの料理や食べ物の中から入手し易い料理
や食べ物を厳選し、紹介するペアリングをお勧め通りに誰
もが再現できる様、配慮しています。
自分で作れる人もいるでしょうが、それでは程度の差こそ
あれフレーヴァーがそれぞれ異なり、お勧め通りのワイン
とのペアリングにならず、結果、想定したマリアージュが
創造されません。
ですので当店近くにある飲食店、全国展開のファミリー・
レストランやコンビニエンス・ストアー、県内や隣県各地
にあるスーパー、また食品メーカーや菓子メーカーが提供
する料理や食べ物を相棒に選ぶのです。
そうすれば、当店が紹介する前にチェックしたペアリング
の成り行き通りに、ペアリングの結果、奏でられた完璧な
マリアージュの正確な再現が意図した通りにあなたの食卓
で行われる筈です。
今日、紹介のワインは白ワイン、インド産です。インド初
のインターナショナル・ワイナリーのスラ・ヴィンヤーズ
/ Sula Vineyardsが造りました。
インドと言うと、暑い、ワインとは無縁の地と思われがち
ですが、スラのあるナシクは高地で、しかも他のエリアと
異なり、地中海性気候（ヨーロッパの多くのワイン銘醸地
が属する気候区分）にありワイン用ブドウの栽培にとても
適した地域なのです。
ワインはブドウ畑で造られる。ワインの世界で常に言われ、
事実、良いブドウがなければ絶対に良いワインは誕生せず、
もし、北極や南極で良質なワインを造るとするなら、他所
から良質なブドウを持って来てワイン造りをするしかなく、
それはワインの世界で最も重要な原産地の理念を無視する
訳で、だから誰もしないのです。
地中海性気候のインドのナシクで誕生した驚きのワインを
是非、相棒の料理や食べ物と共に味わい、そこに生まれる
至福のマリアージュに心を打たれて下さい。
スラ・ヴィンヤーズ2022ナシク、ヴィオニエ
飲み頃温度：11～14度。
＜骨太なミネラリーさある辛口＞
2,***円
多くのヴィオニエの白ワインに感じられる様な黄色い果実
や花を思わせる華やかさは控えめです。その代わりに硬水
を思わせる力強く、シャープに引き締まったミネラリーさ
がこのワインの核を創っています。
甘味を排した辛口のテイストは豊かなミネラリーさと共に
口中を満たし、料理や食べ物と口中で融合した時に生臭さ
えぐみを助長しません。
また、魚介類が加熱された際に発生するあの特有の香り、
潮風の様であったり、乾いた貝殻の様であったり、石灰の
様であったり、焼き塩の様であったりと言った感じの香り
がこのワインにはあります。
アクアパッツァ、焼き牡蠣、焼き蛤、しらす干し、雑魚天、
鯛の塩釜焼などはフレーヴァーが同化する事でこのワイン
相棒として相応しいと言えます。
そして今回、特にお勧めしたいこのワインのパートナーは
「かっぱえびせん」とガストの「魚介たっぷりシーフード
ピザ」です。
かっぱえびせんの海老の殻の香ばしい香りが、ピザのエビ
とイカのフレーヴァーがワインが持つフレーヴァーと完璧
と言っても過言ではない一致を見せてくれます。一流選手
のシンクロの演技の様に一糸乱れぬリンクをするのです。
「魚介たっぷりシーフードピザ」はWチーズにせず、また
タバスコなどをかけたりしない状態でこの白ワインと共演
させて下さい。そうすればパーフェクト・マリアージュが
完成します。
WINE HOUSE
開店時間：14時～19時
定休日：毎月7日、15日
支払方法：現金 or PayPay
入店時のルール：マスクの正しい着用、手の消毒
１年半以上経ちました。時間の経過は早いです。色々な治療
をしましたが、もう治らないそうです。この麻痺の為、右目
が閉じず異物が混入し易い状態です。飛沫の侵入で感染症を
患う可能性があります。
この右顔面麻痺の影響で嚥下障害を起こしていて、感染し、
体調を崩すと誤嚥性肺炎による重篤な状態となる可能性が大
です。
ご存じの方が多いとは思いますが、当店では対面にて商品に
関する様々な説明をします。その際、飛沫をブロックする為
どなたにもマスクの着用をし、飛沫拡散を防止して頂く事に
していますので、宜しくお願い致します。
