シャルドネ３兄弟到着です。from小布施

シャルドネ/Chardonnayと言うブドウは柔軟性を備えた品種
です。その柔軟性が様々な酒質の白ワインを誕生させます。
酸味（リンゴ酸）とミネラルの豊かなハーモニーがある爽快
なワイン。酸味（乳酸）とミネラルのリッチなハーモニーが
あるふくよかなワイン。酸味（乳酸）に支えられたふくらみ
のある芳醇な味わいのワイン。と言った具合に。
それはシャルドネを使い、どの様に醸造し、どの様に熟成を
させるかでワインを造り分けます。ステンレス・スティール
タンクでワイン造りをするのか。オーク樽も使いワイン造り
をするのか。オーク樽だけでワイン造りをするのか。です。
ステンレス・スティール・タンクでワイン造りをすると１番
初めのタイプになります。オーク樽を使いワイン造りをし、
その過程でワインに含まれているブドウ由来の酸、リンゴ酸
を乳酸菌の働きで別の酸、乳酸に変化させると２、３番目の
タイプになります。但し、乳酸への変化が少ない時、１番目
のタイプに感じる場合もあります。
酸味の質が変化する化学反応をマロラクティック発酵と言い
ますが、その発酵でリンゴ酸を乳酸に変化させればさせる程、
そのワインの味わいは芳醇さがより顕著になります。
ワインのタイプの違いは大まかに言うと、赤ワインの場合は
渋味成分（タンニン）の含有量がタイプの違いに大きな影響
を与えますが、白ワインの場合は酸味の質がタイプの違いを
生む要因となります。

＊Ordinaire 2022 / オルディネール（左）
相性の良い料理：わずかな脂肪分を含んだ旨味のある料理。
飲み頃温度：11～14度。
＜リンゴ酸と乳酸が共存する辛口＞
＊Clos de Cacteau 2022 / クロ・ドゥ・カクトー（中）
相性の良い料理：わずかな脂肪分を含んだ旨味のある料理。
飲み頃温度：11～14度がベターですが、7度でもOKです。
＜リンゴ酸の主張が乳酸に勝る辛口＞
＊Reserve Privee 2022 / レゼルヴ・プリヴェ（右）
相性の良い料理：柑橘類の酸味や青みの薬味、ハーブが良く
　　　　　　　　合う淡白な味わいの料理。
飲み頃温度：7度。
＜乳酸の存在がほとんどない辛口＞

当店の近くに「鶏の唐揚げ」の名店があります。その店は
「大衆食堂わっしょい」。1個が拳ほどの大きさの「どデカ
唐揚げ」で名を馳せています。
今日、紹介のシャルドネ３兄弟の相棒としてマリアージュ
を奏でるのに相応しい味わいに仕上がっているわっしょい
の唐揚げ。是非、持ち帰りで購入し、シャルドネ３兄弟と

共に味わい、そこに生まれるパーフェクト・マリアージュ
をご堪能下さい。
・オルディネールを飲みながらなら
わっしょいの唐揚げに何もつけ足さず食べ、マリアージュ
させて下さい。鶏肉に付いた下味とワインの味わいの深み
が密にリンクします。
・クロ・ドゥ・カクトーを飲みながらなら
わっしょいの唐揚げにレモン果汁をほんの少々振りかけて
から食べ、マリアージュさせて下さい。レモン果汁の酸と
ワインのリンゴ酸、唐揚げの旨味とワインの乳酸が緊密に
リンクします。
・レゼルヴ・プリヴェを飲みながらなら
わっしょいの唐揚げにレモン果汁を十分に振りかけてから
食べ、マリアージュさせて下さい。両者の味わいを支える
リンゴ酸がワインと唐揚げの関係を親密にします。

今日紹介のシャルドネ３兄弟と鶏の唐揚げの関係は、どの
鶏の唐揚げであっても再現できる訳ではありません。相棒
として言及している鶏の唐揚げは「大衆食堂わっしょい」
の「どデカ唐揚げ」で、その唐揚げの味わいとシャルドネ
３兄弟とのペアリングである事をお忘れなく!!

・小布施ワイナリーの商品の取り置きはできません。
・小布施ワイナリーの商品の価格は店内で確認して下さい。
・シャルドネ３兄弟は在庫のある限り本数制限なしで購入
できます。

WINE HOUSE
開店時間：14時～19時
定休日：毎月7日、15日
支払方法：現金 or PayPay
入店時のルール：マスクの正しい着用、手の消毒

元旦の朝に発症した右顔面麻痺が未だに治癒しません。この
麻痺の為、右目が閉じず異物が混入し易い状態です。飛沫の
侵入により感染症を患う可能性があります。
ご存じの方が多いとは思いますが、当店では対面でワインに
関する様々な説明をします。その際、飛沫をブロックする為
どなたにもマスクの着用をし、飛沫飛散を防止して頂く事に
していますので、宜しくお願い致します。