発酵を操る酵母が違えば、出来上がる日本酒の酒質は異なり
ます。そして、ワイン程ではないですが、酒米の出所(栽培
した田)が違えば、出来上がる日本酒の酒質は異なります。
それを実感して欲しくて、2月入荷のDomaine Ikeda 2022
Six/池田圃場6号を敢えて販売せず、今月入荷のSix 2022/
6号と飲み比べられる様に同時に販売する事にしました。
出所の相違が創る酒質の違いがなぜ、ワイン程ではないので
しょうか?それは原料米を精米してから使う事に加え、原料
に於ける米の割合が100%ではない為です。
米を精米する事で、その米の持つ本質が少なからず削がれて
しまいます。仕込み、醸しに水を加える事で、原料米の個性
が更に薄まります。それがブドウ100%で造るワインとの
決定的な違いで、ワイン程、原料の個性、原料の出所の特徴
が出難い原因となります。
そうは言っても、小布施ワイナリーが造る日本酒は、極めて
その個性や特徴が反映された酒質になっていて、非常にレア
な日本酒です。
2種類のSix/シスを飲み比べてみて下さい。言っている事が
誰でもハッキリ実感できる、判るはずです。だから飲み比べ
られる様に敢えて2種類を同時に販売するのです。
是非、2種類共に購入し、飲み比べ、違いを実感して下さい。
2種類のSix/シスは明後日、19日(日)に販売致します。
*Le Sake Erotique 2022 Numero Six
ル・サケ・エロティーク2022ヌメロ・シス
飲み頃温度:8~10度。
<しなやかで、米の甘味旨味を感じる、やや辛口>
750㎖と1,500㎖があります。
*Le Sake Erotique 2022 Domaine Ikeda Numero Six
ル・サケ・エロティーク22ドメーヌ・イケダ、ヌメロ・シス
飲み頃温度:11~14度。それ以上でもOK。
<香ばしさがあり、乳系の旨味をシッカリ感じる辛口>
750㎖と1,500㎖があります。
2種類共に果実や花を思わせる香りが華やかに立ち昇る酒質
ではなく、原料米の旨味を乳系の酸味の味わいの深みと共に
明確に感じるタイプです。
但し、Domaine Ikeda/ドメーヌ・イケダの方はより味わい
に膨らみ、太さがあり、和釜で炊いた白米のおこげ、おこわ
をイメージするフレーヴァーがあり、またトーストしたパン、
ジャガイモをイメージする香ばしさも感じます。
前者のSixは白菜のクリーム煮、チキンのクリーム煮と好相性
で、Ikeda Sixは同系の料理のグラタンと好相性です。先月、
太田市宝町に新規オープンした「nabe_no_naka」。この店
の「鶏とキノコのクリームペンネグラタン」(画像の料理で、
これは2容器分を一つの容器にまとめて入れてありますので、
実際の商品の内容量とは異なります。)とIkeda Sixは完璧な
マリアージュを奏でます。
小布施ワイナリーの商品の予約、取り置きは一切できません。
ご来店の上、店内でお買い求め下さい。
COVID-19に関する緩和策が始まっていますが、当店はそれ
に流されず、店内に入る際は「マスクの正しい着用」を継続
の必須ルールとします。その理由を明らかにしていますので
3月12日にアップしてある記事を必ず精読してからご来店
下さい。どんな理由があろうともマスクなしでの入店は絶対
に認めません。
WINE HOUSE
開店時間:14時~19時
定休日:毎月7日
代金決済:現金 or PayPay