Rob/ロブと楽しい時間を過ごしたのはいつの事だっただろうか。
そう思って過去のフライト履歴をチェックしたら、2009年の事
でした。
その年はFIFA南アフリカ大会のアジア最終予選が行われていて、
海外に行く時はいつもそうなのですが、ワイン・ビジネスに加え
現地で行われるフットボールの生観戦を必ずする様にしています
ので、カンガルーvサムライブルーがメルボルンで行われる時に
合わせ、渡豪した訳です。
当時、ロブのワインは輸入されていて、お手頃価格で極めて品質
の高いオージー・ワインの代表格でした。輸入ワインでは頻繁に
起こる事ですが、色々な事情があり、突然、輸入が途絶える事が
あります。ロブのワインもそうでした。
折角、現地で会い、テイスティングやワイナリー、畑の見学をし
貴重な時間を共にしたので、彼のワインを販売できなくなる事が
残念でなりませんでした。
あれから約10年。彼のワインが再びこの日本のマーケットに登場
です。全部で5種類。全て仕入れ、テイスティングし、色々な料理
との相性研究を済ませました。
5種類の内、特に興味深い2種類の白ワインに焦点を当て、詳細に
紹介します。その2種類の白ワインは、オーストラリアで超レアな
ワインと思います。
何がレアなのか。それは原料ブドウがです。片方は「Savagnin/
サヴァニャン」と言う品種、もう片方が「Arneis/アルネイス」と
言う品種です。
サヴァニャンはフランスが原産地で、フランス中央東部、ドイツ
と国境を接する辺りのジュラと言う産地、アルネイスはイタリア
が原産地で、北部のピエモンテ州でほぼ独占的に栽培されている
ブドウだからです。
オージー・ワインでそれらの品種から造られた白ワインは恐らく
あるでしょうが、商品としてマーケットで流通しているとなると
恐らく、ロブのワイン以外にないでしょう。
サヴァニャン、アルネイス共にそれぞれの本国のワインと比べる
と少々軽量級ですが、所(産地)変われば、性格も変わるのです
から、それがオージー、ロブのワインの個性なのです。
です。全部で5種類。全て仕入れ、テイスティングし、色々な料理
との相性研究を済ませました。
5種類の内、特に興味深い2種類の白ワインに焦点を当て、詳細に
紹介します。その2種類の白ワインは、オーストラリアで超レアな
ワインと思います。
何がレアなのか。それは原料ブドウがです。片方は「Savagnin/
サヴァニャン」と言う品種、もう片方が「Arneis/アルネイス」と
言う品種です。
サヴァニャンはフランスが原産地で、フランス中央東部、ドイツ
と国境を接する辺りのジュラと言う産地、アルネイスはイタリア
が原産地で、北部のピエモンテ州でほぼ独占的に栽培されている
ブドウだからです。
オージー・ワインでそれらの品種から造られた白ワインは恐らく
あるでしょうが、商品としてマーケットで流通しているとなると
恐らく、ロブのワイン以外にないでしょう。
サヴァニャン、アルネイス共にそれぞれの本国のワインと比べる
と少々軽量級ですが、所(産地)変われば、性格も変わるのです
から、それがオージー、ロブのワインの個性なのです。
ロブ・ドラン2018アルネイス
相性の良い料理:ホタテ貝のカルパッチョをオリーヴ・オイル&
塩で。鶏モモ肉の塩炒め。など。
飲み頃温度:8~10度。
<軽く、まろやかな、やや辛口>
3,300円(今だけ特価)
白い果肉の果実のチャーミングな香り、白い花をイメージできる
優しい華やかさが広がります。軽快でクリーンな清々しさがある
味わいを基調とし、シャープな酸味の広がりに涼しさを感じます。
空気に触れるに従い果実味がより鮮明となり、ほのかな甘味ある
主張からまろやかさが生まれ、全体に和みを添えます。
その様な酒質から、合わせ楽しむ料理は素材の自然の優しい甘味
が生きた軽やかな味わいである事がマストで、柑橘果実の要素、
クリームやバターの風味が添えられていないと良いでしょう。
ロブ・ドラン2016サヴャニャン
相性の良い料理:生カキを海水のミネラリーさで。砂肝の塩焼き。
ブリ塩大根。など。
飲み頃温度:11~14度。
<骨太なミネラリーさある極辛口>
3,300円(今だけ特価)
第一印象は硬水の様です。石灰、長十郎梨、グレープフルーツ、
生アーモンド、乾燥させたハーブを思わせます。骨太で力強く、
ドッシリとした重厚さがあり、香り以上に硬水をイメージします。
酸味、ミネラリーさはとても豊かで、苦味のある味わいの太さを
基調としたボディーです。甘いニュアンスを排した極めて辛口の
テイストが口中に長く留まります。
この様な酒質は苦味旨味のある食材と好相性で、生の魚介類なら、
特に貝類、タコ、イカ、肉類なら砂肝や軟骨、他に根野菜、特に
大根やカブを使い、塩で味を調えた料理がベスト・パートナーと
なります。