今の季節、2つのこの上ない楽しみがあります。一つは小布施
ワイナリーが超少量限定で醸し、流通させるLe Sake Erotique。
もう一つはFrohes Gegrunzeの生ハムです。
Frohes Gegrunze/フローエス・ゲグルンツェはドイツ国家資格
マイスターを保有する佐藤さんが奥様と営む店で、全てのハム、
ソーセージがそれらの本場で楽しめる味わいをこの日本で再現、
いや、それ以上の味わいに作り上げた逸品揃いです。
販売になりました。発売日の朝に早速、買ってきました。それ
をどの様に食べるか。思案のし処ですが、「生ハムとフルーツ」
と言われる様に、先ずは相性の良いパインと融合させ、楽しむ
事にしました。
そして、そこにワインを登場させる訳ですが、こちらも思案の
し処で、生ハムと以上にパインとの調和を考慮する必要があり
ますから、白ワインで決定。後は、どんな白ワインにするのか
です。
あり、辛過ぎない味わいの白ワインがマストです。王道の選択
をするのならGewurztraminer/ゲヴュルツトラミネネルと言う
ブドウで造った白ワインになりますが、今回はそれではなく、
温暖な気候風土で育まれたブドウで造ったイタリア産の発泡性
ワイン、スプマンテ/Spumanteをチョイスします。
シチリアのトップ生産者、クズマーノが海抜700mに拓かれた
畑で育んだピノ・ネロ/Pinot Neroとシャルドネ/Chardonnay
を原料に、瓶内で炭酸ガスを補足する伝統的な製法(メトード
・クラッシコ/Metodo Classico)で造りました。
海抜700mの高所で涼しさを求め拓かれた畑ではありますが、
シチリアならではの陽光が燦燦と降り注ぐ自然条件がブドウを
シッカリと完熟させ、フルーツ・フレーヴァーを豊かに備えた
良質の実を育みました。
その様な実で造るのですから、ワインにもナチュラルでピュア
なフルーツ・フレーヴァーが明確に、豊かに備わり、生ハムが
メロン、イチジクを始めとした多くの果実と好相性であるのと
同様の状況をこのスプマンテと創り出してくれる訳です。
このスプマンテがあれば、もう果物はいらない。マイスターが
作った逸品とシチリアが生んだ飲む果実、生ハムとスプマンテ
のパーフェクトで至福のマリアージュをご堪能下さい。