2020年1月7日火曜日

新年のテイスティングはこのワインから

正月モードを消去するべく真剣なテイスティングを開始しました。
2020年、新年のワイン・テイスティングはこのワインからです。
そのワインはドイツの赤ワインでSpatburgunder (Pinot Noir) /
シュペートブルグンダー(ピノ・ノワのドイツ語圏での呼び名)
で造られていて、果実味と渋味(タンニン)の柔和なハーモニー
が上品に、そして穏やかに広がります。
近年の温暖化は様々なワイン産地に影響を与えています。それが
好影響であるか、悪影響であるかはそれぞれですが。ドイツでは
概ね良い影響を受けている様で、赤ワインの酒質が以前に比べて
よりリッチに、よりバランス良くなったと言えるでしょう。


2020年、最初のテイスティング・ワインはAssmannshausen /
アスマンスハウゼンと言う村にあるHollenberg / ヘレンベルク
(日本語にすれば地獄山)と言う畑のブドウで造られています。
地獄と言われる様に非常に過酷な環境(夏には焼け付く様な日射
があり、急斜面の畑で一度、転げ落ちたなら奈落の底まで行って
しまうのではと思えてしまう)で、以前、6月に畑まで行った事
がありましたが、ヘレンベルク畑に行き着いた時には熱さで疲労
困憊で、本当にここは地獄だなと思ったものでした。


しかし、出来上がったワインはエレガントで、「美」と言う形容
が出来る程です。優れたブドウは過酷な環境が作り出す。優れた
ブドウは品位のあるワインに変身する。これが真実です。
シュペートブルグンダーはピノ・ノワの事ですが、出来上がる赤
ワインはドイツとピノ・ノワの故郷、ブルゴーニュとでは大きく
異なります。
大まかな傾向ですが、ドイツのシュペートブルグンダーのワイン
が果実味、アルコール分、木樽から来る成分が密に融合し、柔和
であるのに対して、ブルゴーニュのピノ・ノワのワインは酸味を
基調とし、ミネラリーさとタンニン(渋味)がそこに溶け込んで
いる。この様な違いがあります。例えれば前者が〇、後者が□と
言えるでしょうか。


私達、日本人が極々普通に食べる和の家庭料理には酸味の効いた
料理はあまりありません。食材の自然の味わいが生きていて出汁
と醤油、出汁と味噌、みりんと醤油が味わいを整える。穏やかな
風味の料理が殆どです。この様な風味の料理は酸味を基調とした
赤ワインよりも、丸みがあり柔和で、落ち着きのある酒質をした
赤ワインの方が圧倒的にマリアージュします。つまり、ドイツの
シュペートブルグンダーの赤ワインがベターな相棒なのです。
肉じゃが、筑前煮、きんぴらごぼう、煮魚、焼き鳥タレ味、モツ
煮、すき焼き、天ぷらを天つゆで、関東風おでん....。これら皆、
ドイツのシュペートブルグンダーの赤ワインの良きパートナー。
この様な料理が家庭の食卓に並ぶ時にはシュペートブルグンダー
の赤ワインを是非、マリアージュさせて下さい。
*Assmannshauser Hollenberg Spatburgunder Trocken 2015
アルマンスホイザー・ヘレンベルク
シュペートブルグンダー・トロッケン 2015
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
5,000円
(添付画像の中の赤い楕円のエリアがヘレンベルク畑です。)
このワインの他にもシュペートブルグンダーの赤ワインを複数種
販売しています。2,000円からあります。