2017年10月27日金曜日

久し振りの到着です。from小布施

生産量を減らすとそれに反比例し品質が向上するのがワイン。明白
な事実にも関わらず、それに挑もうとしないワイナリーが主流の中、
ワインの品質向上にひたすら挑み続け、ブドウ栽培からワイン造り
に於いて妥協のない姿勢を見せる至高の造り手、小布施ワイナリー。
彼らが造った2種類のワインが久し振りに当店にやって来ました。
今回の入荷は3種類のブドウで造った白ワインと小布施ワイナリー
で最高のワインではないかと日頃から思っているCabernet Franc/
カベルネ・フランで造った1種類の赤ワインです。


白ワインを造った3種類のブドウはSauvignon Blanc/ソーヴィニョン
・ブラン、Albarino/アルバリーニョ、Chardonnay/シャルドネ。
あまり出会う事のないブレンドですが、センス溢れるワインメーカー
曽我さんマジックによりそれぞれの品種がそれぞれの個性を高め合い
素晴らしい香味のハーモニーを楽しませてくれます。
気温が低くなり、カキの旬の時期に入って来ました。海のミネラルを
を生かしつつ楽しむ生カキに最高のパートナーとなる味わいを持った
白ワインなら今回入荷の小布施ワイナリーの白を。
砂肝の塩焼き、タコやイカのカルパッチョ、スパゲッティ・ボンゴレ
・ビアンコにもピッタリの酒質に仕上がっています。
そして小布施ワイナリーの赤ワインでベストなのは何かと聞かれたら
迷わずに「カベルネ・フランで造った赤ワイン」と答えようと決めて
いるのですが、このワインの何が凄いのかと言いますと、カベルネ・
フランで造った赤ワインの典型的な特徴を備えていて、このブドウで
赤ワインを造るのならこうですよ(完璧なお手本)と言っているかの
様だからです。
インクを思わせる華やかさ、スミレやラベンダーの様なフラワリーさ
があり、ジューシーな果実味の中にきめ細かく溶け込んだタンニンの
リッチさ、甘味酸味苦味渋味のバランスの良いハーモニーに軽やかさ
すら感じるまでに優美な口当たりを備えたワインです。香り、味わい
全てに美しさを感じる。これが偉大なカベルネ・フランの赤ワインと
言え、小布施ワイナリーのカベルネ・フランの赤ワインにはそれが常
に備わっています。
その香味の広がりはフランス、ロワール地方でカベルネ・フランから
偉大なワインを造り続けている世界的に著名な生産者Clos Rougear/
クロ・ルジャールのSaumur Rouge/ソミュール・ルージュを完全に
彷彿させます。世界に通用する唯一の日本産カベルネ・フランの赤は
小布施ワイナリー、曽我彰彦入魂の作品です。
極少量限定入荷の白ワインと赤ワインを是非、味わってみて下さい。