2015年3月17日火曜日

新鮮な生シラスを手に入れたなら

野外に出て陽に当たるとすっかり春の様相。花粉症の人には辛い時期ですが、
暗く寒い冬が終わるのは気分が一新されます。日本の四季にはそれぞれ旬の
食材がありますが、春めいて来たこの時期に絶対に食べておきたいもの、それ
は生シラス。鮮度が命ゆえ、漁場に行かないと入手し難い食材の代表格です。
生の魚介類にはワインは合わないよ。と言う声を良く耳にしますが、一体どの
様な状況でその様に感じたのでしょうか?
確かに合わない時の口中に広がる違和感、不快感は表現し難いものがあり
ますが、食材の特徴とワインの香味の性質をシッカリと理解した上で、両者を
合わせてあげれば、いわゆるワインと料理のマリアージュを確実に実感できる
のです。
今まで生の魚介類とワインが合ったと感じた経験のないあなた。ワイン専門店
がお勧めするとっておきのマリアージュを是非、実感してみて下さい。この組み
合わせのポイントは、生シラスのほろ苦味ある旨味と緑色の香味野菜、そして
Sauvignon Blanc/ソーヴィニョン・ブランと言うブドウがワインへもたらす新鮮な
ハーブの香りと心地の良い苦みが伴うミネラル感ある味わいと言う同じ系統の
香りと味わいを両者が備えている事です。



新鮮な生シラスをこんな感じで軍艦巻きにし、醤油ではなく、天然の海水塩で
味わいを添えて、ソーヴィニョン・ブランの辛口白ワインと一緒に味わってみて
下さい。今までの負のイメージがこの組み合わせ、このマリアージュで一変し
これからも色々な生の魚介類にワインをマリアージュさせたくなる筈です。


Villa Maria 2014 Marlborough Sauvignon Blanc Lightly Sparkling
ヴィラ・マリア2014マールボロ、ソーヴィニョン・ブラン、ライトリー・スパークリング
相性の良い料理:素材の持つ優しい甘味を生かした軽やかな味わいの料理。
チーズなら・・・モッツァレッラ。
飲み頃温度:8~10度。
<軽く、まろやかな、やや辛口>
2,000円(消費税別)
生シラスの軍艦巻きにはこの白ワインです!!