2015年2月25日水曜日

オーストリア→ハンガリー

既にお知らせしています様に、2月26日(水)からオーストリアとハンガリーの
ワイン産地を初めて訪問します。両国は大陸性気候の下、日夜の寒暖差が
大きく、また穏やかな秋(ブドウの収穫期)の為、熟度が高く、健全で良質な
ブドウが収穫でき、その様なブドウから造られるワインはふくよかな厚みと
豊かな果実味の広がりの中に酸味とミネラルの心地良いメリハリが感じら
れます。
また、この両国は世界の主流であるブドウ品種からではない、自国の固有
品種からのワインが多数あり、個性豊か、ヴァリエーション豊富なワインの
宝庫です。
近年、国際メジャー品種からではなく、土着の固有品種から造られたワイン
が大きな注目を集めています。そんな流れに乗り、今後、日本の市場でも
存在感を増すと思われる両国のワインをチェックして来ます。




かつてオーストリアとハンガリーは一つの国だった時期がありました。それが
上の画像です。今は西側がオーストリア、東側がハンガリーで、南北に長く
国境があります。
国境を挟んで隣接しているワイン産地はほぼ同じ品種のブドウが栽培され、
ワインが造られています。同じ造り手が両国でブドウを栽培し、ワイン造りを
している事もあります。それを味わい比べる事も今回の目的の一つです。
オーストリアのワイン産地は国土の半分から東側に集中し、ハンガリーでは
ほぼ全土にワイン産地が散らばっています。いつも通り、今回もレンタカー
を借りての移動です。オーストリアのワイン産地はほぼ全て、ハンガリーの
ワイン産地はブダペストの東に位置するEger/エゲルから西のみを訪問し、
最も東に位置しているTokaj/トカイは同国で最も重要なワイン産地のひとつ
ですが、時間が足りず、今回は訪問できないのが残念です。
お客様にはご不便をおかけ致しますが、2月26日(水)~3月9日(月)は、
オーストリアとハンガリーのワインの真実を探る出張に出かけます為、連休
させて頂きます。
また、3月10日(火)は月例のワイン・テイスティング会実施の為、18時に
閉店させて頂きます。宜しくお願い申し上げます。