日差しは柔らかくなり、桜は満開となりました。穏やかな週末のタイミングで
桜が満開なのは数年振りではないでしょうか。桜の他にも様々な植物の花
が咲き乱れ、華やかな香りが漂っています。
桜の花びらの様に淡いピンク、もう少し濃いピンク、サーモンの様なオレンジ
の色調、薄い赤色、こんな外観をしたワインがロゼワインです。その外観の
違いが香味の違いを生みます。
どうですか。上の画像の全てがロゼワイン。この色のヴァリエーションがロゼ
の一番の特徴です。淡いピンク色をしたロゼワインは渋味が少なく、軽やか
で限りなく白ワインに近い酒質、サーモン・ピンクのロゼワインは赤身肉の
料理に合いそうな複雑な香味を持ち、薄い赤色をしたロゼはアセロラなどの
赤い小粒の果実の可愛らしいフルーティーさいっぱいの酒質をしています。
こちらはルーマニアのロゼワイン。Busuioaca de Bohotin/ブスイオアサ・デ・
ボホティンと言うルーマニアの固有品種から造られています。サーモン・ピンク
の色調をし、ほのかな甘みと爽やかな酸味のハーモニーが心地良いワインです。
そしてこの外観の典型、赤身肉の料理に合わせたくなる香味もシッカリと備えて
います。
*Monser 11 Dealurile Husilor Busuioaca de Bohotin
モンシェール11デアルリレ・フシロール、ブスイオアサ・デ・ボホティン
相性の良い料理:酸味の効いた軽い味付けの料理。
チーズなら・・・白カビタイプ。シェーヴル(山羊乳)タイプ。
飲み頃温度:11~14度。
<軽く、爽やかな、やや辛口> 1,400円(消費税別)
外観の色合い、色調が同じ系統ですと、不思議と同じような香味を備えています。
ですから、サーモン・ピンクのロゼワインにはこんな料理がピッタリです。ワインの
酸味に合わせトマトとオリーヴ・オイルのソースでアクセントを添えてあげると良い
でしょう。
また、ワインのほのかな甘味を生かすのなら、塩気と甘味の不思議なマリアージュを
楽しめるプロシュート・ディ・パルマ(生ハム)&イチジクの相棒にすると良いでしょう。