2014年3月25日火曜日

クレレ、それは和みのワイン

濃いだけのワインは要らない。ワインは食事と共にあって、その存在に輝きが
まします。比較的淡い味わい、繊細な味わいの多い日本の料理。そんな料理
に合わせ楽しむには、色が透けない様な濃厚なワインでは料理が台無しに。
そんな事にならない様にこのクレレがあるのです。
クレレとはワインの外観を表現したフランス語。色合いの濃いロゼ、赤ワイン
よりも色合いの淡いと言う程の意味です。その美しく、鮮やかな色調が物語る
ように、香味は真に「美」の一言。軽やかで、柔和でいて、爽やかで、しかも、
深みがある。こんな奇跡の様なワインがオブセワイナリーが造り上げたクレレ
なのです。


こちらがそのClairet/クレレ。Pinot Noir/ピノ・ノワと言うブドウで造りました。この
品種から造られた赤ワインは赤ワインの中で最も高貴で優美な酒質になります。
赤ワインに造り上げてもその様な酒質になるのに、赤ワインよりも淡い(淡いと
言う事は渋味/タンニンが少なく優しい口当たりになります。)のがクレレですから、
優美と言うよりもチャーミングと言うべき酒質になるはずです。


その美、チャーミングさを削ぐ事なく、最大限、楽しむにはどんな料理と合わせたら
良いだろうか?色々、思案した結果、日本料理の基本中の基本、「ユズ幽庵焼き」
がベストではと思います。
今回、入荷して来たクレレはフレッシュさも備わり、赤い小粒の果実に感じる酸味
があり、丸い口当たりですが、爽やかな一面も感じます。そこに焦点を当てると、
酸味がアクセントになる料理を合わせたくなります。その酸味を上の画像の様な
下ごしらえをし、焼き上げる「ユズ幽庵焼き」に求め、赤ワインやクレレにある旨味
を醤油に求め、素材の持つ甘味旨味とクレレの深みある香味をマリアージュさせ
ましょう。
ユズ幽庵焼きは今が旬の鯛、サワラでもOKですし、鶏肉でもOKです。春を感じる
食材と軽やかで心躍るようなチャーミングさがあるクレレのマリアージュを是非、
ご堪能下さい。
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Domaine Sogga 2012 Pinot Noir Clairet
ドメーヌ・ソッガ2012ピノ・ノワ、クレレ
相性の良い料理:酸味の効いた軽い味付けの料理。
チーズなら・・・白カビタイプ。シェーヴル(山羊乳)タイプ。
飲み頃温度:11~14度。
<爽やかなライト~ミディアムボディー> 
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このワインはワイナリー在庫が既にない商品です。超レアもの、幻と言っても過言
ではありません。今回の入荷分を逃すと次はいつ入荷するか判りません。