何かを食べている時、これを食べるのなら、あのワインを飲む
しかない。ワインをテイスティングした時、このワインを飲む
のなら、あれを食べるしかない。そんな思いを巡らせる日々の
連続です。
そんな日々ですから、飲食店やスーパーで新しい商品が出ると
直ぐに味わいます。期間限定で登場の「SPICY CURRY ROKA
監修、牛魯珈カレー@吉野家」を早速、味わってみました。
その名の通りとてもスパイシーです。そしてスパイスの芳醇な
香り、豊潤な辛さが浜辺に押し寄せる波の様に幾重にも口中に
広がります。この様な豊かなフレーヴァーがあるカレーの相棒
はもう一択しかあり得ません。
その一択としての相棒となるワインを丁度、真にタイムリーに
テイスティングしました。白ワイン、ロゼワイン、赤ワインの
どれだと思いますか。
カレーのスパイシーさに同調する様にワインにもスパイシーさ
が必要です。ハッキリとスパイシーさを感じるワインと言えば、
真っ先に思い浮かぶのは白ならゲヴュルツトラミナー/Gewurz-
traminerで、ロゼや赤ならシラー(シラーズ)/Syrah(Shiraz)
で造ったワインです。
ゲヴュルツトラミナーの白ワインのエキゾチックな香り、凝縮
した果実味、オイリーな口当たりは、カレーのスパイシーさに
融合、ホットな辛さと調和、味わい深いコクとリンクしますが、
トッピングされた牛煮肉のフレーヴァー(肉の血合いぽい味)
と煮汁やカレーの香気成分(ソトロン)との親和性にやや難が
あります。
ここは血合いぽさを十分に感じ、ソトロン(低濃度では煮汁に
感じる焦臭的なニュアンス、高濃度ではカレーを思わせる香り
となり、熟成感が十分に備わったワイン等の醸造酒にも感じる
香気成分)も感じるシラーズの赤ワインがベターな選択となる
でしょう。
ザ・スタンプ・ジャンプ2021シラーズ
飲み頃温度:19度。
<ホットなスパイシーさあるミディアム~フルボディー>
2,***円
そこに目が覚める様なホットなスパイシーさがジワジワと湧き
上がって来ます。
酸味、ミネラリーさ、タンニン(渋味旨味成分)が豊かに調和
する豊潤な味わいに加え、コーヒーや黒い果実のリキュールを
思わせる華やかさがホットなスパイシーさと共に口中を満たし
ます。
タンニンの広がりに深みが創られ、アルコール分の豊かな厚み、
オイリーさを感じる酒質は、十分に煮込み、脂肪分の詰まった
料理と密にリンクします。
口中が熱く燃える様なスパイシーさが広がる余韻は、香辛料の
フレーヴァーがリッチなカレーを食した時の余韻の様です。
開栓直後のワインはこの様な感じで、トッピングされた牛煮肉
のフレーヴァー(肉の血合いぽい味)がカレーと合体した時に
生れる香味に寄り添っていないのですが、開栓2日目にそれが
大きく変化します。
香りにも味わいにも明確に動物赤身肉のニュアンスを感じます。
血合いのヒント、鉄分ぽさが現れます。牛煮肉とカレーが一体
となった香味にワインをピタリと寄せるなら、開栓後、1杯を
味わい、残りを飲むのは我慢。栓をシッカリ閉じ、瓶を冷暗所
に。2日目に吉野家で牛魯珈カレーを買い、それを食べながら
開栓後2日目のワインを合わせ楽しんで下さい。パーフェクト
なマリアージュがそこにあります。
WINE HOUSE
開店時間:14時~19時
定休日:毎月7日、15日
支払方法:現金 or PayPay
入店時のルール:マスクの正しい着用、手の消毒
不自由になって3年目になりました。時間の経過は早いです。
色々な治療をしましたが、もう治らないそうです。この麻痺
の為、右目が閉じず異物が混入し易い状態です。飛沫の侵入
で感染症を患う可能性があります。
またこの右顔面麻痺の影響で嚥下障害を起こしていて、感染
し、体調を崩すと誤嚥性肺炎による重篤な状態となる可能性
が大です。
ご存じの方が多いとは思いますが、当店では対面にて商品に
関する様々な説明をします。その際、飛沫をブロックする為
どなたにもマスクの着用をし、飛沫拡散を防止して頂く事に
していますので、宜しくお願い致します。