2024年11月30日土曜日

35年の付き合いです。

社会人1年目の配属の時、意図した訳ではありませんでした
が、業務用販売部に籍を置く事になり、O.J.T.の後、ホテル、
エア・ライン、レストランの営業担当になりました。会社は
醤油、調味料、味醂、ジュースでトップ・シェアでしたので
担当先への営業は自ずとワインが主体となりました。ここに
現在のワイン商としての始まりがありました。
社名を言うと、ワインやってたの?と言われたものですが、
もちろん一般の消費者の方々に、日本で初めて輸入ワインを
取り扱った会社ですし、グループ内にはマンズワインがあり、
当時はワインにとても力を入れていました。入社した時期、
担当した先に恵まれました。天職に出会ったのですから。
35年経ち、時代は変わりました。在籍した会社はワインの
ビジネスから距離を置き、ワイン専門店としての要求に対応
できませんので、随分前から疎遠になってしまいました。
それでも尚、当時、販売していたワインを別のルートで調達
し、販売し続けています。今日はそんなワインを紹介したい
と思います。冬が到来し、熱々の煮込み料理や鍋料理が食卓
に登場する機会が増えるでしょう。そんな食卓で大活躍する
事もできるワインです。

フランス、ボルドー地方メドック地区の格付けワインの一つ
シャトー・ランシュ・ムーサ / Chateau Lynch Moussasの
弟ワインで、一般的にセカンド・ワイン(フランス語でル・
スゴン・ヴァン / Le Scond Vin)に位置付けられています。
多くの場合、セカンド・ワインは比較的お手頃価格な上に、
ファースト・ワインに準ずる酒質で、とても高品質ですので
コスト・パフォーマンス重視の方には狙い目のワインです。





*Les Haut de Lynch Moussas 2016
 レゾー・ドゥ・ランシュ・ムーサ

飲み頃温度:19度。
<熟成感抜群のミディアム~フルボディー>
4,***円
果実味の残存と熟成感の抜群のバランスがあります。味わい
の強すぎる料理が来るとそのバランスが崩れ、ワインの良さ
が台無しになってしまう程です。熟成の極みに達しています
から、タイミングを見計らい、躊躇せずに消費してしまうと
良いでしょう。
瑞々しさの中に角々しさが全くなく、なめらかな主張をする
タンニン(渋味旨味成分)が溶け込み、オーク樽からの成分
のきめが細かく、オイリーな口当たりと融合し、重厚さとは
一線を画す、優雅な深みを創っています。
ワインの味わいの表現で滑る様になめらかな口当たりの事を
シルキーなと言いますが、このワインは真にその表現が最適
で、この事からもこれ以上のキープは不要、早く消費すると
良いと言えます。

一緒に楽しむと良い料理は脂肪分が豊か過ぎない方が良く、
例えば「肉豆腐」、「きのこ汁で食べる十割蕎麦」がお勧め
ですし、「ふわとろの玉子が添えられた料理」も申し分ない
相棒となります。
ワインに合うお勧めのTo go:ガストのオムライス(ビーフ
シチューソース)。ソースを玉子に十分に絡めてオムライス
の味わいをワインにシッカリ近づけるのがベストです。




WINE HOUSE
開店時間:14時~19時
定休日:毎月7日、15日
支払方法:現金 or PayPay
入店時のルール:マスクの正しい着用、手の消毒

昨年の元旦の朝に発症した右顔面麻痺が未だに治癒しません。
1年半以上経ちました。時間の経過は早いです。色々な治療
をしましたが、もう治らないそうです。この麻痺の為、右目
が閉じず異物が混入し易い状態です。飛沫の侵入で感染症を
患う可能性があります。
この右顔面麻痺の影響で嚥下障害を起こしていて、感染し、
体調を崩すと誤嚥性肺炎による重篤な状態となる可能性が大
です。
ご存じの方が多いとは思いますが、当店では対面にて商品に
関する様々な説明をします。その際、飛沫をブロックする為
どなたにもマスクの着用をし、飛沫拡散を防止して頂く事に
していますので、宜しくお願い致します。