新芽が出て、葉が育って行き、花が咲き、結実し、実が育ち、
実が色付き、熟し、収穫。大まかですがこんな感じのサイクル
を原料となるブドウはたどります。
この100日の間に実に蓄えられた成分が香りや味わいとして
ワインに表現されます。
この100日、100の夜で育まれたぶどうからどんなワイン
が誕生するのかが決まります。ワインは畑で造られる。この間
の自然環境がワインの全てを支配します。
その大切な100日、100の夜を商品名にしたワインを紹介
します。Centsere/チェントセーレと言います。Cent/チェント
は100、Sere/セーレは夜を意味するSera/セーラの複数形で
いくつかの夜と言った程の意味になり、夜が100ある訳です
からCentseraではなくCentsereです。
オリエンタルなスパイスを思わせる香りがあります。口に含む
とふくよかな膨らみを感じます。落ち着いた味わい深さがあり
ます。今日、紹介したいワインはこんな酒質をしたイタリア、
サルデーニャ島の赤ワインです。
原料ブドウはサルデーニャ島ではカンノナウ/Cannonauの名で
知られ、オリジンがあるとされるスペインではガルナッチャと
呼ばれ、フランスではグルナッシュとして知られています。
この品種から誕生する赤ワインは多様で、ジューシーで軽快な
口当たりをしているタイプから、ドッシリとした渋味の備わる
重厚な味わいをしているタイプまであります。
サルデーニャ島のカンノナウの赤ワインは一般的にアルコール
度数が高く、柔らかな口当たりをしていると言われ、チェント
セーレもその様な酒質をし、アルコール度数は14%と高く、
酸味、ミネラリーさは強めで、渋味(タンニン)は多めですが
丸みと優しさのある落ち着いた口当たりがあり、シットリした
深みが余韻に和み、優しさを広げます。
果実味、タンニン、アルコール分の温かみが密に融合し、重厚
さとは一線を画す味わい深さを持つワインに仕上がっています。
優美なバランスの良さがあります。
今、低北緯のワイン産地を除く北半球のワイン産地のブドウは
チェント・セーレを過ごした後の秋の収穫に向け生育中です。
そのブドウで造られるワインのヴィンテージは2025。その
前に先ずは2022ヴィンテージのチェントセーレを味わって
下さい。
チェントセーレ、カンノナウ・ディ・サルデーニャ
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。チーズなら
パルミジャーノ、チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアム~フルボディー>
3,***円
オリエンタルなスパイシーさがあり、きめの細かいなめらかさ
シルキーなしなやかさがあるこの赤ワインのお勧め相棒料理は
「ぎょうざの満洲マーボ豆腐」。山椒のスパイシーさ、油分と
水溶き片栗粉が創るなめらかな口当たり、絹ごし豆腐が添える
しなやかな口当たりがワインの酒質と同系で反発し合いません。
豆腐一片のマーボを食し、チェントセーレを味わう。そこには
両者が奏でるパーフェクトと言っても過言でないマリアージュ
があります。是非、堪能して下さい。
定休日:毎月7日、15日
支払方法:現金 or PayPay
*釣り銭不足を防ぐ為、5,000円以下の決済の際の
10,000円札での支払いはご遠慮下さい。
入店時のルール:マスクの正しい着用、手の消毒
*店内の密回避、接客の際の動線確保の為、
先客が店内にいる際は店外でお待ち下さい。
*一度に入店できるのは3人までです。4人
以上での入店はお断りします。
*瓶の破損やその他の危険回避の為、子連れ
で入店はできません。
2023年の元旦に発症した右顔面麻痺が未だに治癒しません。
不自由になって3年目になりました。時間の経過は早いです。
色々な治療をしましたが、もう治らないそうです。この麻痺
の為、右目が閉じず異物が混入し易い状態です。飛沫の侵入
で感染症を患う可能性があります。
またこの右顔面麻痺の影響で嚥下障害を起こしていて、感染
し、体調を崩すと誤嚥性肺炎による重篤な状態となる可能性
が大です。
ご存じの方が多いとは思いますが、当店では対面にて商品に
関する様々な説明をします。その際、飛沫をブロックする為
どなたにもマスクの着用をし、飛沫拡散を防止して頂く事に
していますので、宜しくお願い致します。